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2、リレートーク「クリニックの紹介」 第9回 若月こどもとアレルギーのクリニック 若月準院長/メールマガジン119号

名古屋市名東区に平成25年10月に開院し 、満3年が経過した比較的に新しい小児科、アレルギー科クリニックです。私は、名古屋市瑞穂区出身で、平成8年に山口大学を卒業しました。医療の原点である救急医療から医師としての第一歩を始め、卒後3,4年目は第二日赤で小児科医の研修をうけました。この時アレルギー指導医の神田先生にも指導を賜りましたが、食物アレルギーの診療方針は今とはまったく違っていたと記憶しています。その後しばらく小児科医と並行して救急集中治療医として勤務。その後、山口県の田舎の総合病院の小児科勤務医時代に、アレルギー専門医の前任医師からアレルギー外来を引き継がざるおえなくなり、患者さんに対する責任とアレルギー診療の需要の高さを痛感し、アレルギーを専門とする決心を固めました。名古屋に戻ってからは、幸い名市大アレルギー外来にて寺田明彦先生に3年間御指導を賜ることができ、また現在も名市大アレルギーグループに所属し勉強させていただいています。開業前は、みよし市民病院勤務でしたが、ここでアレルギー外来を新設し、食物経口負荷試験を始めました。

開業後は、『私たちは、保護者の方とともに、子供たちの健康と生命と元気な笑顔を守れるよう全力でサポートしていくことを誓います。』との理念を掲げ、診療を開始しました。主な診療内容は、一般小児科 、アレルギ−科 、 乳児健診&予防接種です。
開業医としての経験を積むにつれ、クリニックは「患者さんのニーズに答え、役立ってなんぼ」との実感を新たにしています。ゆえにアレルギーを専門と自負する医師(専門医の資格は来年取得予定)として食物アレルギーの患者さんには、「安全に、しかし恐れず着実に」をモットーに、食べれないものが食べれるようにしてあげなければとの強き一念で向き合って、その診療、経口負荷試験、食事指導と食べれるようになるまでのフォローに取り組んでいます。もちろん、食物負荷試験後、積極的に食べさせながら治す方針の患児の親には、いつアレルギー反応が起こるかわかりませんので、私の携帯電話の番号を教えて、診療時間外の深夜以外は、いつでも電話で相談できるようにしています。平田英彦先生も前述されていましたが、「アレルギーは誰でもできる」と言われる先生がおられますが、「いやいや命がけ!」「中途半端だとやけどする!」というのが私の実感です。

具体的な食物アレルギーの診療方針としては、大変ありがたい攻略本「おいしく治す食物アレルギー攻略法」の内容に従って指導し、火木曜午前の週2程度の経口負荷試験を行い、管理栄養士さんには金曜日午前中月4回栄養指導をお願いしています。最近は経口負荷試験のニーズが多く、今年5月からはありがたいことに聖霊病院小児科の谷田先生にも負荷試験を依頼し、指導は当院で行うという連携もしていただいています。
このように多くの方から学び支えられて、今日まで前進してまいりました。今後も、小児科全般とアレルギー診療を中心に、地域に根差した小児科クリニック医師として、保護者の方とともに、子供たちの健康と生命、元気な笑顔を守っていけるように全力で頑張ってまいる所存でおります。アレルギー支援ネットワークの皆様方にも、ご指導いただきながら、共に地域の小児医療に貢献してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

【若月こどもとアレルギーのクリニック HP】
http://www.wakatsuki-cl.com

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2016年10月30日 10:46に投稿されたエントリーのページです。

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