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7 「主婦大生ミラクル☆リカのアレルギーっ子育児奮闘記 第5回」 管理栄養士 寺倉里架/メールマガジン50号

中学2年生の食物アレルギー児のママであり、2009年の4月から大学院に通う主婦大生?こと寺倉里架と申します。
現在、娘は卵(卵黄の固ゆでは少量食べられるようになりました)、乳のアレルギーがあります。
そんな我が家のアレルギー日記を綴っています。

今回は、食物アレルギーママのコミュニケーションスキルについて考えてみたいと思います。
今春、入園・入学を迎える食物アレルギー児ママもたくさんいらっしゃることでしょう。
そんなママたちの一番の悩みは、当然、園や学校での食物アレルギー対応。
食物アレルギー対応に関して、入園・入学時に相談と言いますか、まあ交渉に行かなければなりません。
その面談に行く際のコミュニケーションスキルを我が家の失敗談をお読みいただいて、参考にしていただけたらなと思います。
1、科学的に根拠に基づいた医師からの診断書・指示書をもとに、まずは冷静にアレルギーの状態と現在の生活状況等を伝える。
私は、医学的根拠で食物アレルギー対応に関して話を始めるのですが、
どうしてわかってくれないの、なんでそんな態度するのとかどうも途中から感情論になってしまいます。
すると相手も冷静な判断ではなくなり、対応策がみつかりにくくなってしまうことがありました。
ですから面談の際には、医学的根拠に基づいた医師からの診断書、指示書をもとに、まずはアレルギーの状態・対応状況を伝えることです。
伝える時に感情論になりやすいので、「情報」として相手に伝えるほうがトラブルが少ないと思われます。
2、次に相手の回答をまずは待つ。
1でこちらの「情報」を相手に伝えたので、次に相手の反応をみることです。
1の後にすぐに、「だからこうして、ああしてほしい」とこちらの要求を一方的に言わないことです。
まずは、1で情報を伝えた後に、このような状況の中でよりよい園・学校生活を送るためにどう対応していただけるか聞くことです。
私は、情報を伝えながら「これもあれも、こうしてほしい」と言ってしまい、相手をかえって混乱させてしまったようで、スムーズにいく話も中断したりして、今となって反省していることが多々あります。(汗)
まずは、相手に聞いてみて下さい。
3、よりより方法を寄り添いながら、一緒に考えていく。
先ほども2で書きましたが、どうしてもこちからの一方的に要求してしまいがちになることがあります。
最近では食物アレルギー対応に関して、園・学校でも理解されてきましたがそれでもまだ納得のいく対応ではありません。
そのため、面談の途中での意見の相違もおきてきます。
この際に「寄り添う」という気持ちを忘れずに、一緒によりよい対応を話し合いすることが大切となります。
4、まずは「1つでも」の気持ちで要望する。
あれもこれもしてほしいと思うのは当然。私はあれもこれもと願いました。
しかし、相手は何もかもが始めてであると困惑してしまいます。
ですから、まずは1つからという気持ちで要望していくこともポイントになります。
1つ実行することで、園・学校も色々対応を考えてくれるようにもなり次へのステップへと進みやすいと思います。
あせらず、一歩一歩の気持ちを忘れずに。

以上、この時期入園、入学を控えている患者のご家族によりよい食物アレルギー対応がされるための面談術を私なりの見解でお伝えしました。
ほかにも様々な方法があると思います。
もしよろしければ、支援ネットに、あなたの成功面談術をぜひお知らせ下さい。自分一人では動かなかった何かが、たくさんの方の知恵と力でなんとかなるかもしれません。みなさまからのご意見をお待ちしています。
宛先 
メール
info@alle-net.com
FAX 03-6893-5801


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2011年01月30日 23:32に投稿されたエントリーのページです。

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