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8 「主婦大生ミラクル☆リカのアレルギーっ子育児奮闘記 第6回」 管理栄養士 寺倉里架/メールマガジン51号

4月に入園・入学を迎える食物アレルギー児患者家族の皆様が園、学校において食物アレルギー対応をしていただくために、我が家の失敗談を交え「よりよい対応を可能にするコミュニケーションスキル」について書かせて頂きました。

http://www.alle-net.com/mm/2011/01/_550.html

そして、今回のメルマガの記事ですが、ある市のママの会の給食懇談会に参加させて頂いた折に、前回の「よりよい対応を可能にするコミュニケーションスキル」に更に付け加えて頂きたい!と思ったことがありましたので、前回に引き続き、園・学校でよりよい食物アレルギー対応をしていただくための「よりよい対応を可能にするコミュニケーションスキル」のついて書かせていただきます。
この市のママの会の皆さんはとても熱心なママさんの集まりです。
今回は給食センターとの3回目の懇談会。内容は主に前回の依頼に対する回答における質疑応答、新たなお願い、給食の試食という約2時間半の懇談会でした。このような懇談会の結果、週1回の食物アレルギー対応メニューの副菜1品が増えるなど、食物アレルギー対応に関して非常に前向きに対応してくださるようになったようです。対応内容を伺い、私は給食センター側にも、ママ側にも敬服いたしました。
そこで、給食センターの方にお話を聞いてみました。
「こうして、ママの会のメンバーが一同に集まり、私たちとお顔をあわせると、献立を立てるときに児童の顔が浮かんできて『対応食を考えないと」と思います。何回もこうしてママたちと会うことも大切です。しかし、思いはあってもいろいろな関係もあり要求すべてが実現可能な訳ではありません。できないことは、はっきりと理由を明らかにしてできないと伝えます。』とおっしゃっていました。
一方、ママたちの要求の仕方には参考になることがたくさんありました。意見等をまとめた資料を作成し持参。卵の食べられない日数のデータを持参しているため話が具体的で相手にも伝わりやすく、また、対応後の動向もわかりやすく、資料も大切だなあと思いました。ちなみにこの資料はパパが作成してくれたそうで、うらやましくもなりました。そして、ママ達は常に相手に敬意を表し、お話しされていました。そんな中、「何とかここまでは対応してほしい」とあきらめずにお話している点も印象的でした。
そして両者がこうして話し合うことによってお互いが疑問に思っていることなども少しずつ解決されていき更に良好な関係が結ばれていくように感じました。
この記事を読んで、ここは特別と思われた方もいることでしょう。
しかし、賛同してくれるママの数を増やし、協力してくれる人(議員さん等)も見つける。時間×回数で相手とお顔を合わす機会を増やしていく。
このように「変化そして進化する」ためには諦めずに行動していくことが大切だなあと思いました。

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2011年02月28日 18:02に投稿されたエントリーのページです。

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