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6 「おやじの小耳に挟んだ話題から」第四回 東海アレルギー連絡会事務局長 足代智志/メールマガジン60号

朝晩の冷え込みも厳しくなり、巷ではインフルエンザワクチンなどの話も聞くようになってきました。今年はマイコプラズマウィルスなどの流行なども聞きますね。
そして冬の節電を政府がお願いしているお陰か、ストーブやファンヒーターが売れているらしく、子供の友達の家の暖房で調子が…などと、今年の冬はぜん息をお持ちの方や家庭では悩みのタネが増えそうですね。
そこで今回は、「冬の室内環境を整える!」について調べてみることにしました。

ぜん息をお持ちの方の家庭で、灯油・ガスを使う暖房器具をお使いの方はあまりいないのではないかと思いますが、みなさんはどうされていますか?

手っとり早く室内を暖めるには火を使う燃焼型の暖房器具が最適だと思います。しかし燃焼ガスが直接吹き出すファンヒーター(石油を使う物は特に!)は、排気ガスによって発作を起こし易くなるので直接暖かい送気に当たらない、定期的な換気などの注意が必要になります。また、ファンヒーターの燃料は石油よりガスの方が燃焼ガスに有害成分が少ないので、ガスの方が良いようです。
燃料の面から考えると、燃料の使用量(燃焼ガスが少ない)ストーブの方が空気の汚れは少ないのではないでしょうか。(暖房効率や安全性は別ですよ!)

今回の室内環境について考えていたら、以前テレビで室外と室内の気温差で起こる「温度差アレルギー」という鼻水や咳込みを起こす症状が増えていると流れていたのを思い出しました。
暖かい室内などに入ってしばらくすると起こるそうで、寒いからと言って暖め過ぎると呼吸器にはやはり負担になってしまうようです。その番組では、暖房を使い過ぎず、衣服で温度調節して欲しいとも言っていました。
室内を暖める際の温度は、摂氏20度(摂氏15〜20度)を保つくらいが目安にしやすいかなと思います。地域によっては高いと感じられるかも知れませんが外気との差は摂氏10度くらいが目安であとは衣服などで調節するという感じです。
湿度についても、湿度60%でウィルスは浮遊できなくなる!と言われていますが、それでは夜や朝には、結露がいっぱい!カビの心配も出てきます。しかし湿度40%以下だとウィルスが活性化してしまいます。ですので、湿度50%を基準(40〜60%)にされるのがよいかと思います。

そんなことを調べている中、加湿器に様々タイプのいろんな大きさの物が出ていることにおどろきました。
我が家では二女のぜん息発作以来、穏やかに機能する気化型を使っています。これは、湿度センサーを備えた蒸気型や超音波型、それぞれの型を組合せたハイブリッド型です。
以前は、ひたすら蒸気を出し続ける安い物を使っていて、壁紙は剥がれるわ、壁の隅っこにカビは出るわ、なんて事もありました。
そんなことを起こさないためにも加湿器の選定は大切だと思います。まずは蒸気型であれば湿度センサー付きであること、そして説明書にある適応サイズと合った物であることです。省エネを基準にすると加湿能力が下がったり、日常の手入れが必要になる場合もありますので、それぞれでどのように利用されるかを考えて選ばれると良いと思います。
しかし加湿器を使用する際に問題になるは、加湿した空気が室内をまわるように空気の流れのある場所に設置できるかどうかということです。その問題を解決する一つの案としては加湿能力が足りなくても、夜洗濯をして室内に干したり、枕元に小型の加湿器を置くなどが良いのではないかと思います。

「冬の室内環境を整える!」ためには、温度や湿度などの数字にとらわれず、快適に過ごす事ができていれば良いのでそれぞれで工夫してみてはいかがでしょうか。(着ダルマオヤジの思いです!)


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2011年12月03日 18:31に投稿されたエントリーのページです。

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