東北大船渡に拠点(遠野・大船渡)をかまえて以来、宮田さんらボランティアスタッフの皆さんに支えられ8ヶ月に過ぎようとしています。東北事務局には、11月より2名の新しいスタッフが仲間入りし、地元二人の力を借りながら今後も支援活動を随時行ってまいります。(お二人の自己紹介は、事務局の窓辺に掲載しましたのでぜひご覧ください。)
復興支援活動としては、11月13日(日)に宮城県気仙沼でネットアレルギー大学記念講演を行いました。
参加者は、患者の親・子育てサークルのスタッフ・栄養士・保育士・看護師・医師などとアレルギー大学ならではの幅広い方々の集まりとなりました。
講師には、独立行政法人国立成育医療研究センターアレルギー科の二村先生と県立大船渡病院の渕向先生をお招きしご講演いただきました。
二村先生からは、アレルギーがおこる仕組みと治療法、表示やアレルゲン毎の特徴、アナフィラキシーショック等について1時間15分という短い時間で豊富な内容をお話いただき、渕向先生からは子どもの喘息についてお話いただきました。
参加者の保育士さんからは、「今回の災害が起きた直後、ミルクアレルギーの子を持つお母さんが保育園にミルクありませんかと訪ねられてきたのですが、保育園になく何処にお願いしたらよいか分からず困りました」「病院などに備蓄していただけるとありがたいです」などと活発な質疑応答や情報のやり取りが行われました。また、先生らの話が聞きたいとわざわざ宮古市からお出でになった小児科医の先生もいらっしゃり、今回の集まりを機に新しい地域の絆が育まれる予感を感じさせるものとなりました。