★★★★東海・関西・中国地域防災対策ネットワーク会議
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3/21(金・祝)京都にて「東海・関西・中国地域防災対策ネットワーク会議」が開催され、11団体が参加をしました。
中国地域より4団体〔NPO法人ヘルスケアプロジェクト(広島)・ビーンズクラブ(島根)・ぽれぽれ(山口)・ナチュラル(鳥取)〕、関西地域より4団体〔NPO法人アレルギーネットワーク京都ぴいちゃんねっと(京都)・はすの会(大阪)・つくしんぼの会(大阪)・宇治アレルギーの会のびのびの木(京都)〕、東海地域から3団体〔NPO法人アレルギー支援ネットワーク・東海アレルギー連絡会・緑アレルギーの会(名古屋市緑区)〕、その他自治体・企業など、合計17人が参加をしました。
アレルギー疾患があると、地震・水害などの災害がおきた時にたくさんの困りごとがあります。私たちは、阪神淡路大震災・中越沖地震・東日本大震災における支援活動の教訓から、平時から自助・共助・公助の仕組みを作っておくことが大切だと考えていますが、全国各地の団体より、実際にどのように取り組んだらよいか教えてほしい、というご相談もきています。今回は、真如苑の助成事業として、西日本のネットワーク会議が実現しました。
第一回目の会議の目的は、まずは、顔の見える関係を作り情報を共有すること、災害時に連絡をとりあうことができるようにすることと、それぞれの団体が地域でアレルギーっ子の防災対策についての課題を把握し、普及啓発活動ができるようにすることでしたが、今後の課題もみえてきました。
東日本大震災直後、平成23年5月に小児アレルギー学会から
「災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット」
http://www.jspaci.jp/modules/gcontents/index.php?content_id=4
が発刊されたことや、アレルギーの会全国連絡会が平成24年9月に防災担当大臣宛に要望書(要望項目:災害時マニュアルへのアレルギーの記載、避難所でのアレルギー有無についての聞き取り、備蓄食料のアレルギー対応とその内容・保管場所の周知・注意喚起の表示、備蓄毛布等のハウスダスト対策など)を出したことなどが反映され、
平成25年8月には、内閣府(防災担当)が『避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針』を発表、アレルギーについてかなり丁寧に記載されました。
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/h25/pdf/kankyoukakuho-honbun.pdf
今後は、各市町村において、この指針を元にアレルギー対策が行われるよう、それぞれの患者会が自治体に対する要請活動を行っていけるよう、年に一回程度は集まり、情報の共有と課題解決に向けての話し合いをすることを目標に、助成金の申請なども進めていきたいと思います。
常務理事 中西里映子