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1 アレルギー科医師「リレートーク」第7回/メールマガジン92号

 皆様、はじめまして。今年度よりあいち小児保健医療総合センター・アレルギー科でお世話になっています、酒井一徳と申します。

 アレルギーの患児が増えつつある昨今、昨年まで11年間過ごしてきた沖縄県でも食物アレルギーのお子さんが多く、外来で負荷試験を行っていました。もちろん当院のようなリスクの高いお子さんを対象にするには人手が足りず、どちらかというと抗体価が少し上昇しているだけで、食物の除去の指導を行われていたお子さんに対して、診断を目的として負荷試験を行っていました。このように条件を絞っていても、アレルギー児に対する対応としては十分ではなく、更なる負荷試験の必要性や、そして食物指導に関してより正確な評価や食事の指導法が必要であると感じ、現在伊藤先生の下でアレルギーの研鑽を積んでおります。愛知県と違ってアレルギー専門医がまだまだ足りず十分な対応が沖縄県では行う事が出来ていません。

 また、過去主流であったアレルギー食品に対する除去という方針から、現在の食べられる食品は食べつつ、更に免疫療法という新たな治療が行われる等、アレルギーにおける進歩はとても目覚ましいものがあります。かつ新たな知識というものは当院のような専門分野で最先端の治療を行っている施設でなければ学ぶ事が難しい事もあり、これからアレルギーを通してみなさまのお役にたてていけたらなと考えています。

 アレルギーに関して地方における問題を通して、自分の経緯を混ぜて簡単ではありますがお伝えさせて頂きました。最後までおつきあい頂きありがとうございます。
今後入院・外来にてお会いする日もあるかと思いますが今後ともよろしくお願い申し上げます。

あいち小児保健医療総合センター
アレルギー科
酒井 一徳

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2014年07月27日 05:14に投稿されたエントリーのページです。

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