アレルギー支援ネットワークは、この度、第66回 保健文化賞(第一生命保険株式会社主催)を受賞いたしました。
「保健文化賞」は、健康増進、疾病予防などの保健医療分野、高齢者・障害者の保健福祉分野、少子化対策等の多岐の分野において、顕著な実績を残した団体および個人を表彰することで保健衛生の向上に寄与することを目的に1950年に創設された歴史のある賞で、今年度、国立成育医療研究センター・総長のご推薦をいただき、応募いたしましたところ、受賞決定の連絡を頂戴し、理事・職員一同、喜びに包まれております。
東海地域は特に、宇理須厚雄先生(藤田保健衛生大学客員教授)、伊藤浩明先生(あいち小児保健医療総合センター内科部長)はじめ、多くのアレルギー専門医が私どもの活動をご支援くださっており、たいへん恵まれた環境にあり、少しずつではありますが、自治体との協働の取り組みも進めてまいりました。
しかしながら、アレルギー疾患の増加や重症化が進むなか、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(厚生労働省)など、種々のアレルギー対策が全国的に浸透する一方で、給食における不十分な食物アレルギー対応や、アレルゲンの混入・表示ミスによる誤食の事故(ひやりはっと事故)が少なからず報告されており、いっそうの対応強化が求められています。
今後も引き続き、「アレルギー大学」事業を中心に、患者家族の方々だけでなく、栄養士、調理員、栄養職員や養護教諭、そしてすべての教職員や保育士への啓発、情報提供・相談支援を進めてまいりたいと思います。また、自治体と協働した取り組みをさらに推進する所存です。
賞をいただいたことを励みに、よりいっそう、誠実で着実な活動を続けてまいりたく心を引き締めております。
今後とも私どもの活動に対するご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
理事 中西里映子
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