私たち「豊川アレルギーっ子の会」は設立して7年目の会です。
日頃は、豊川市のウィズ豊川で月1回の定例会を開いています。
会の中には、中学生の子供がいるスタッフもおり、これまでの経験からアドバイザー的存在になっています。
定例会は大人数ではありませんが、常に新しい方がみえるので、この会の必要性を感じています。ですので、細くても長く会が続くように活動をしていきたいと、私たちスタッフは思っています。
会の活動は定例会以外に、学校給食センターの訪問をしています。
会の設立当時から毎年1回実施しています。内容は、給食センターの見学や学校給食課の方たちとの意見交換、給食の試食などです。これまでに、私たちアレルギー児の保護者の要望に耳を傾けていただき、今年度の5月から卵除去の給食を提供してもらえるようになりました。大変うれしく、ありがたい出来事でした。
8月には、豊川市総合防災訓練にはじめて参加させていただきました。
当日の訓練には消防をはじめとする市の職員の方や自衛隊、各自治会の方たちも参加され、様々な訓練が同時に行われました。その中で、私たちは食物アレルギーがある被災者という設定で、避難所へ行きアレルギー対応の物資を受け取るという訓練を行いました。また、アルファ化米をパック詰めする訓練にも参加させていただきました。
今回の訓練で、豊川市の中にアレルギー疾患を持つ子供たちがいる事や、私たちの会の存在を大いにアピール出来たかは疑問ですが、その第一歩にはなったのではないかと思っています。この訓練も今後も給食センター訪問のように毎年参加させていただいて、少しでも行政との「つながり」、豊川市の人々との「つながり」を持ち続けていけたらと思います。
会を続けていく中で、いろいろな「つながり」が大切であることがわかってきましたが、豊川市以外の患者会との「つながり」も大切にしていきたいと考えています。
11月には、かわだ小児科アレルギークリニックの川田先生のご厚意により、豊川市で「東三河アレルギー勉強会」を開催する事が出来ました。
川田先生の講演は大変わかりやすく、その中で正しい知識や新しい情報を得ることの大切さを痛感しました。この勉強会は、豊橋、蒲郡、田原の会の方たちとの合同開催だったため、より深く交流でき、大変有意義な時間が過ごせました。
今後も東三河の患者会同士の「つながり」を大切にし、“顔の見える”おつき合いが続けていけたらと思います。
豊川アレルギーっ子の会 榊原直美