メルマガをお読みの皆さん、こんにちは。防災士の中根輝彦です。
防災講座2回目は、「災害の種類と被害想定を知る」です。前回、「防災とは、命を守ること、財産を守ること」というお話をしました。では、何から守るのか?それが今回のテーマです。
「自然災害」と言われて思いつくものはなんですか?「地震雷火事おやじ」なんて言ってたら笑われますよ。
・地震
・津波
・豪雨(洪水、高潮、土砂災害)
・竜巻
・豪雪、雪崩
・火山噴火
自然災害には、さまざまな種類があります。また、予想される被害の程度もさまざまです。防災の取り組みを始める前に、自分はこれからどんな災害に備えようとしているのか、どの程度やるのかということをよく考えて対策を講じる必要があります。あなたはどんな災害に備えますか?やみくもに、なんでもかんでもやるのではなく、必要なもののみやればよいのですが、どうやって決めますか?
まずは、国や自治体が発表している災害の想定、過去に発生した災害について調べましょう。災害の想定に関しては、中央防災会議・内閣府・総務省消防庁などの資料や都道府県や市町村の地域防災計画など、過去の災害に関しては、市町村史・災害史などが参考になります。自治体が作成する防災マップなどはもっと具体的です。
これらのなかから、自分の日常生活での行動範囲で発生すると予想されるものに絞り、備えるべき災害を考えます。注意したいのは、居住地域と勤務先が別の自治体をまたがるような行動範囲が広い場合。居住地域の情報は自治体から得られることも多いですが、勤務先がある別の自治体からの情報は意外と入手しづらいのではないでしょうか。自分で積極的に入手するよう努めましょう。
日常生活の行動範囲は、一人ひとり異なります。対策を考慮すべき対象地域も一人ひとり異なってきます。勤務先の同僚どころか家族ですら異なってきます。他人任せにせず、自分にとってどうなのかを個々に考える必要があります。
彼を知り己を知れば百戦殆からず。 孫子
防災士 中根輝彦
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