ハイサイ!(沖縄のあいさつの言葉です)アレルギー対応沖縄サポートデスク、事務局長の田村と申します。
沖縄では、梅雨もすっかり明けて元気な太陽がガンガン日差しを送ってくれていますが、九州をはじめ日本列島は大雨や不安定な天気が続いているようで、お見舞い申し上げます。
さて、いよいよ夏休み目前で沖縄にもたくさんの観光客の方がいらっしゃいます。
観光でいらっしゃった時、特にアレルギーのある方に注意してもらいたいのは、「郷土料理」です。
つい最近、全国のニュースにもなりましたが、沖縄県立病院にジーマミー豆腐による救急搬送の急増が報道されていました。
皆さんは「ジーマミー」とは何かわかりますか?じつは「ピーナッツ(落花生)」の事なのです。
定食などの場合、メインには「アレルゲン」が入っていないか注意を払うかと思いますが、小鉢は意外と見落としがちです。ただの白い四角い食べ物で、においもほとんどないので、ピーナツと思わずに食べてしまう、ということが起きています。
また、沖縄の「中身汁(豚のや牛などのホルモンの汁)」というメニューがありますが、こちらはホルモンの臭みなどを消すために、小麦粉で洗う場合があります。これも見た目ではわかりません。特に郷土料理で沖縄の方言は馴染みのないものが多く存在します。
アレルギー対応沖縄サポートデスクでは、観光事業者の支援を行っていますが、その際「正しい情報の提供」を徹底してくださいとお話しています。
そのためには提供する料理に何が使われているのか、どんな処理がされているのか、知って頂かなければなりません。
また、事業者だけが努力をするのではなく利用者の方もしっかりと危機管理を意識して、口にするものに何が使われているのか確認する、相互努力が大事ではないかと思います。
お互いが確認を心がけ、正しい情報のやり取りができれば、利用者側は安心してレジャーを楽しむことができ、提供側も必要以上に尻込みすることがなくなり、さまざまな場面で笑顔が増えていくのではないかと感じます。