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3、リレートーク「クリニックの紹介」 第10回 いのうえ小児科アレルギー科クリニック 伊上良輔院長/メールマガジン120号

 JR岐阜駅に降り立つと、左手に金色の信長像が仁王立ちしていて右手にはレンガ色の大岐阜ビルがそびえています。

 私が診療しているのは、その大岐阜ビル3階にある医療モール:メディカルGの一角です。今もクリニックの窓からはプラットホームの照明が眩いくらいに輝いていて、発着する電車もくっきりと見渡せます。JR岐阜駅から私のクリニックへは徒歩で3分位、名鉄岐阜駅からは徒歩5分位です。私は2005年5月にこの地で小児科・アレルギー科のクリニックを開院しました。当時のJR岐阜駅周辺は、再開発が始まったばかりで陸橋も整備されておらず少し寂しい景色でしたが、現在は近代的に整備されて緑豊かな美しい景観を呈しています。

 平日午前は一般小児科外来、午後はアレルギー外来と予防接種、夕方から一般小児科外来を行っています。木曜日と土曜日は午前診療です。全体的にアレルギーを持つ患者さんの比率が高く、一般外来の時間にも感冒症状などでアレルギー患者さんがよく来院されます。アレルギー外来では食物負荷試験や喘息・アトピー性皮膚炎の治療を行っています。食物負荷試験は毎年100人以上に行ってきましたので、開院してからの総数では1000人以上を数えます。2年前より、アレルギー支援ネットワークから専門知識を豊富に携えた管理栄養士さんに訪問していただき、予約制で栄養食事指導をお願いしています。指導を受けた食物アレルギー児の親御さんの評判はすこぶる良好で、食物アレルギーへの理解が深まり食べられるものが確実に増えています。喘息患者さんは乳幼児が多いため、吸入器を貸し出して吸入ステロイドによるコントロールを行っています。アトピー性皮膚炎の治療では、親御さんに看護師さんと一緒にステロイド外用を行っていただき具体的な塗り方を覚えてもらいます。

 思い起こせばかれこれ30年前、岐阜大学小児科に在籍していた私が小児アレルギー専門医を志したのは、名古屋で開かれていた小児アレルギー学会に参加したころのことでした。そこで交わされていた熱い論戦を見聞きして大いに刺激を受けたものです。それからというもの、今日に至るまで喘息や食物アレルギーの診療内容は徐々にではありますが大きく変貌を遂げました。そして今後もより良い方向に向かって変化していくことと考えられます。良いものを吸収して、患者さんたちにとって安全かつ有用な診療を提供できるように努力していきたいと思います。

【いのうえ小児科アレルギー科クリニック HP】
http://www.inoue-syounika.com


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2016年11月29日 14:50に投稿されたエントリーのページです。

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