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1、「備えあれば憂いなし 〜災害に対する備えを平常時に〜」理事 中西里映子/メールマガジン130号

9/1は防災の日でしたね。皆さまの地域では「防災訓練」が行われましたでしょうか?
ご家族で訓練に参加をされましたか? 訓練に参加をすることにより、地域の備えがわかります。災害が起きたときに、最初に助け合うのは隣近所の住民です。今年、参加できなかった方は是非、来年は参加をしましょう。

アレルギー疾患があると、避難所などで配布される食料や炊き出しの食事を食べることができない、薬を持ち出すことができなくて困る、入浴できないためアトピー性皮膚炎が悪化する、瓦礫の粉塵やホコリ等で喘息が悪化する・・・など、多くの困り事が起きます。災害が起きてから慌てて、アレルギーに関する理解を求めても対応は難しく、また、自治体(行政)は市民全員に対応する食料や医薬品を備蓄しているわけではありません。
そこで、アレルギー患者は、日頃から災害時に備えた対策を十分にしておく必要があります。このことは、アレルギー疾患を持つ患者家族だけでなく、幼い子どもを育てている家族にとっても同じように重要なことです。
自宅や職場の地形や災害時の危険性をハザードマップで確認、家屋の耐震診断をして対策を立てておく、家具の転倒防止をする、トイレや水、電源の確保、非常持ち出し袋の準備をするなど、一般的な備えは当然行うことを前提で以下の備えが大切です。

1. 自助の備え
1) 水と食料の備蓄 
2) 調理器具・電源確保
3) 緊急時お願いカードの携帯
http://www.alle-net.com/bousai/bousai03/bousa03bousai03-06/
4) 園や学校に非常持ち出し袋を設置

2. 共助の仕組みづくり
1) 地域の自治会、隣組、近隣者とのお付き合い
2) 家庭内・患者会内・近隣の患者会との連絡手段の確保と相互支援体制
3) 社会福祉協議会や防災ボランティアとの連携

3. 公的機関の備え
1) アレルギー対応の食料(アルファ化米やレトルト米など)とミルクの備蓄
2) アレルギー用支援物資の保管場所と、災害時の相談・受け入れ窓口
3) 市民への啓発活動

アレルギー支援ネットワークでは、アレルギー疾患のある患者家族の方々へ、平常時の備えの大切さを伝えています。ホームページhttp://www.alle-net.com/bousai/bousai03-01/
を参考に、災害に対する備えは平常時にしておきましょう。
アレルギー大学でも、「アレルギーっ子の災害対策」の講座を、10月21日(土)に開講いたします。
http://www.alle-net.com/alledai/alledai03-01/

理事 中西里映子

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2017年09月28日 10:15に投稿されたエントリーのページです。

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