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3、私達の活動を応援してくださる法人(賛助)会員さんからのメッセージ ★一般社団法人 かみかみごはん★/メールマガジン166号

■かみかみごはんとは?
一般社団法人 かみかみごはん
農林水産省の農業労働力確保緊急支援事業のうち女性の活躍推進対策によりできた、大阪府能勢町にある非営利型の一般社団法人。
農と繋がったごはんを中心に、咀嚼を推奨し、子どもと地球が笑う「おいしい!」「楽しい!」体験が出来る環境を用意し、子どもたちと共に無農薬無化学肥料の田畑で自然農や子育て支援等を行っています。食と農と暮らしを繋ぐことも目的としており、6次産業として自然農による農作業の生産体験、農作物の加工製造販売、アレルギーの親子も安心して過ごせるように、自分たちや地域の人が作った地元の食材を活用し、卵・乳製品・小麦除去(特定原材料7品目フリー)のカフェを運営し、地域の人と繋がり、地域の食文化も繋いでいきます。
スタッフには助産師、保育士、セミナー講師、通訳ガイド、建築士、インテリアコーディネーターなど幅広い分野のメンバー、また、子どもが重度アレルギーや不登校などの悩みを抱えているメンバーが居ます。
こんな時代だからこそ、子どもが健康で幸せに生きる環境を整えたい。自然豊かな開放された環境の中で、マスクなしで遊び、あたたかな人間関係の元、自由にのびのびと自分らしく遊ぶ環境を用意してあげたい。同じ価値観の子育て仲間とつながり助け合い、育児をする環境を用意し、いくら社会が変わっても、大地の恵みをいただき、自然とともに、人とつながって生き、全てと調和して生きる大人たちの背中を大切な時期の子どもたちに見せてあげたいという想いを持っています。
また、当地域には、高齢化問題、少子化問題、空き家問題、不耕作地問題、地域の担い手問題などが蓄積していますが、この活動により、子育て中の親子が多く訪れ、農村への定着・移住も含めた、万物が笑う未来を想像しています。

・当団体の賛助会員になった理由
この賛助会員になることは、私たちにとって、とっても嬉しいことです。
なぜなら、昔の私たちみたいな人の光になれることができるって思っているから。
アレルギーをできるだけ薬に頼らず治したいと思っているお母さんの助けになりたい。
アレルギーがあるから、大変ではなくて、アレルギーがあったからこそ、みんなが健康で幸せに生きられるようになったと思ってもらえる巡りに貢献したい。
育児の初めに大泣きしていた頃、今の私たちみたいな人に会いたかったと思うから、賛助会員になりました。
アレルギーがあることで、閉鎖的な人間関係になる人もいるだろうし、誰が味方かわからないこともあるだろうから、そんなお母さんに私たちを見つけてもらいたいです。
だからこそ、アレルギーがあってもなくても、同じご飯を食べられる環境を用意することは私たちにとって、とっても幸せなことなんです。
アレルギーの子どもに良いことは、健康に生きたい人にもよいことになるって私たちは思っています。
アレルギーがあっても、なくても、安心して食卓を囲む経験を大切にしたい。
そんな、だれもが尊重される場所がかみかみごはんです。


■アレルギーに対する想い。

代表理事の松岡照代です。
私の長女が重度アレルギーのころ、なんで我が子がアレルギーになったんだってことばかり考えていました。
我が子は間接的にアナフィラキシーショック症状を起こす重度アレルギーっこだったため、自分だけが食べなければ大丈夫というようなアレルギーではなく、容易に外出できず、外食できず、そんな自分を責めていて、アレルギーじゃなかったらよかったのに、と大泣きしていた時期がありました。
(詳しくは、ギャラクシーブックス:アレルギーじゃなかったらよかったのに……からアレルギーでよかったんや、と思えるまでの日々のつれづれ参照)

目が悪い子がメガネをかけて、普通に社会生活ができるように、アレルギーがあっても、アレルギー対応してもらうことで、普通に社会生活ができたらと思っていました。
「なんでうちの子が…」と自分を責め、どうしたら健康になれるのだろう?どうしたらみなが幸せになれるのだろう?と、答えを探し続ける日を何年も過ごし、その解決の糸口となったのが、「噛む」ということでした。
重度アレルギーだった長女のアレルギーが治った今、わたしは、アレルギーっこは地球のgiftだと思っています。
私は長女のお陰で、私も家族も健康になりました。そして、色々な大切なことに氣づきました。そして、今、こんな場をつくれていることは私にとって、私たちにとって、しあわせなことなんです。
(そんな模様がわかるブログは、こちら

アレルギーがあったからこそ、よかったと言えるようなそれぞれの人生に寄り添えたら、光栄です。

最後に、長女が2歳だった2006年5月に、書いた詩を載せます。

誰もが参加できる社会作り。
それには、当事者の意見が絶対必要。
今、困っている人の聞き役を。
こんなこと言っても
許されるかなと、思っている当事者の声を。
それが一番大事。
その為に当事者は、声を出そう。
自分だけではない。
後に続く当事者の為にも。
当事者が遠慮なく意見が言える環境づくり。
子どものお陰で、いろんなことが見えてくる。
きれい事ではすまされない、
社会の残酷さ、人の残酷さ、
人のありがたさ、社会のありがたさ。
生きていくことのありがたさ。
生きていくことのつらさ。
そして、私は成長する。
全て子どものお陰。
感謝、ありがとう。
どうやら、私はひと山乗り越えたみたい。
大丈夫。
これでいいんや。
自信持って、胸張って、いこう。
きっと、大丈夫。

かみかみごはん「照ちゃんと子どもたち」

かみかみごはん「亀チラシ裏」

※法人(賛助)会員からのメッセージの内容については、当団体が推奨・保証をするものではありません」