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1 「アレルギー情報見聞録」第8回 二村昌樹先生/メールマガジン53号

「アレルギー支援の輪」
独立行政法人国立成育医療研究センター アレルギー科
                          二村昌樹先生

はじめに、今回の震災に被災された方々とそのご家族に対してお見舞い申し上げます。また被災地以外にも震災によって多くの方々が影響を受けていらっしゃることと思います。1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

被災地に向けて日本のみならず世界中に復興支援の輪が広がっています。そして多くの方々が長期にわたる支援を実際に必要としています。今回はその中で特にアレルギーに関する支援について書かせていただきます。

「アレルギーの病気」というと、一般の方々には優先度の低い病気と思われてしまうことがまだ少なくありません。たしかにちゃんとした治療をつづけたり、アレルギーのある食物を除去したりしていれば、日常生活に困ることはないでしょう。しかし、いつも使っている薬がなくなってしまえば病気が悪化します。除去すべき食物しか手元になければ、何も食べることはできません。
これは現在の被災地の方々も例外ではありません。被災地ではアレルギーをはじめとする多くの慢性疾患への薬やアレルギー対応食が必要とされています。その必要性が周りの人に十分に理解されていないと、患者さんや家族は大変苦労することになります。実際にアレルギー対応食を支援物資として送ったら、他の食料品と同じ扱いになってしまい必要なところにいきわたらなかったりしたそうです。

メールマガジンを読んでいる方の中には、実際に被災地でボランティア活動をされた方、現地への義援金やアレルギー支援ネットワークへの支援金による金銭的支援をされた方などいらっしゃることでしょう。こういった活動はすばらしいことですし、そういった方々を尊敬します。
しかし他にも「現地に行く時間も、支援するお金もあまりないけど、何かできないかな」と思っている方もいることでしょう。私は、アレルギーの病気についてみんなに知ってもらうことも「アレルギー支援」の一つではないかと思います。もちろん被災地にいる方々に知ってもらうことは早急に必要ですが、みなさんが住んでいる地域や会社、学校などで周知することも間接的な支援になると思います。みなさんが伝えることで、新たな支援活動が始まるかもしれません。もちろんアレルギーについて自ら説明しなくても、ホームページやいろんな活動を紹介することも支援活動になると思いますよ。

アレルギー支援の輪を広げるために、みなさんが今できることは何かを一度考えてみてください(CMみたいですが…)。がんばろう日本!


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2011年04月30日 23:07に投稿されたエントリーのページです。

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