東北大船渡に拠点(遠野・大船渡)をかまえて以来、宮田さんらボランティアスタッフの皆さんに支えられ7ヶ月に過ぎようとしています。
支援のため6月に借りた車は、4ヶ月で12000km、土日も休まず1日平均100kmも走ったことになり、岩手・東北の被害があった地域の広さを改めて思い知らされる出来事でした。
そして、東北では、「凍結スリップ注意!」や道路の電光表示では気温4℃といった表示も見るようになり、秋の気配から冬に向かっています。朝晩は寒く、ストーブを使い始めました。冬支度を本気で考えないといけない時期になり、仮設の皆さんはどうしているのかと案じられます。
また、大陸から張り出す寒気を伴う高気圧は、急激な乾燥も持ち込み、ぜん息発作を引き起こすことになります。小児科の先生からも「ぜん息がこれから心配。ネブライザーを用意してほしい」と連絡があり、支援をしました。
その他、復興支援として行う岩手県ネットアレルギー大学の打ち合わせを岩手県各部局や県栄養士会と行いました。沿岸地域での「ネットアレルギー大学」の準備も順調に進んでいます。
アレルギーの情報を伝えることは必要でありながら、数少ない小児科の先生の奮闘でなんとか治療がおこなわれている現在の状況から、復興支援の一部としてこのネットアレルギー大学は、11月から「ネットアレルギー大学記念講演」がスタートし、ネット環境がいまだ整っていない地域のためにDVDでの上映講座を予定しています。
患者が決して少なくない地域でありながら、アレルギーの情報が少ない事や小児科の先生が少なく診療もままならない状況は、とても大きく難しい課題です。今後もこの課題を持ちつつ、支援を引き続き行ってまいります。