中学3年生の食物アレルギー児のママであり、2009年の4月から大学院に通う主婦大生?こと寺倉里架です。
現在、娘は卵(卵黄の固ゆでは少量食べられるようになりました)、乳のアレルギーがありますが日々笑顔もモットーに過ごしております。
さて、本日のテーマは
「まだまだ食物アレルギーは認知されていません」です。
先日、東京にお住いの方から、こんなお話をお聞きしました。
幼稚園へ入園の際、入園前の説明会で園長先生が“アレルギー対応もするし、アレルギーのお子さんも登園しています”とおっしゃったのでその園に決めたのですが・・・
打ち合わせを始めるとまったく話が違い、
「食べさせたらどうなりますか?」
「除去治療で食べていないのなら、どうなるかわからないですよね?」
「他のお母さんは入園までに努力して食べられるようにしているのですから、お母さんも努力してください」
と言われ、入園後も危険さを全然理解もらえず、年中から転園させ、年少時の園への不信感から、娘と離れられなくなってしまいました。
そして、来年からは小学校にあがるので、小学校の栄養士さんと打ち合わせをした際には、
「乳製品ということは、牛乳を使わなければ大丈夫ですね」と言われ、
「パンも乳・卵が入っているものはダメです」というと、
「あ、そういうのもダメなんですか??そういうお子さんは今までいません」と言われ、今後の学校生活が不安です。という内容でした。
私は、常に食物アレルギーに接していますし、アレルギー大学で勉強されている方にも接しているので、ここところ食物アレルギーはすごく理解されつつあるなぁなんて思っていました。
しかし、今回の話を聞いて、これが現実でもあるんだと思い、まだまだ食物アレルギーは世間で十分な認知はされていないと痛感しました。
今回、食アレ児ママからこのようなお話を聞き、食物アレルギーに関わっている私たちは、震災の時もそうでしたが少しでも世間で認知されるよう声を上げていかなければと思いました。