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2 東日本大震災に対する支援活動のご報告(2月)東北事務局 千葉奈保美・残間ちや子/メールマガジン64号

今年は例年にない大雪で、出勤や外回りの仕事に影響が出ました。
雪道には慣れている東北人ですが、今年は久しぶりの積雪の多さに車を運転する人も歩行者もかなり慎重になっていました。

どこもマスクが不足している中、支援のためのアレルギー用マスクが届き、大変助かりました。私たちは自分たちで聞き取りした資料をもとに、どこの保育園にどのくらいのマスクを振り分けたらよいか相談しながら、作業に追われました。
インフルエンザが流行中ですぐにでも届けてあげたい気持ちでしたが、最悪の道路状況で思うように捗らずやきもきしました。
 雪の日も大変でしたが、今年は時折雨の日もあり、ぬかるみとの闘いでもありました。
それでも「マスクをお届けに伺いました」と言うとどこの園も大変喜んでくれたので報われた気がしました。
沿岸地域も香港A型が猛威をふるっていて、園全体の3分の1くらいの児童が欠席しているところも珍しくありませんでした。
職員の方も、欠勤されて人手が足りなかったりもしたようですが、それでも保育園は閉鎖ができないので、かなりのご苦労があったと思われます。

 3月で震災から丸1年が経つということで、名古屋テレビの方が取材に訪れました。私たちが普段支援している様子や、ネブライザーを支援した方々のその後の様子などを取材していかれました。
この日も朝からかなりの雪が降り、テレビ局の方々は予定より一時間半ほど遅れての到着となりました。 
3か所ほど同行しましたがインタビューに答えているうちに震災当時の苦労を思い出されたのか、しっかりとした受け答えをしていた方が急に涙で声を詰まらせる場面もありました。
私もその様子を見ながら、自分の当時のことを思い出し、つられて泣いてしまいました。今も家族や友人が行方不明のままであったり、仮設を出た後の住まいの不安も解消されなかったりと、一年経つとはいえ、まだまだ先が見えないのが被災地の方々の本音であるように思いました。

支援品の配布のほかに雪が影響したのがアレルギー大学の開催でした。
予定通りに開催はできましたが、出席者の人数に若干影響が出たのはいなめませんでした。それでも遠方より熱心に休まず通われている方もいらっしゃったので、無事開催できてよかったです。
 2月は子どもサークルのひなまつり行事があちこちで行われ、私たちもお手伝いに伺いました。
インフルエンザの流行もあり、開催してよいかどうか保育園の先生方や父兄のみなさんに相談したというお話を聞きました。
むしろ、感染拡大を防ぐために家に閉じこもったままで思いっきり遊べない子どもたちがかわいそうなので、是非開催をお願いしますと言われました、と嬉しそうに話すスタッフの方の笑顔が印象的でした。
子どもたちは広い会場でおもちゃを使ったり走り回ったりと、のびのびと遊んでいました。その様子を見守っているご家族のみなさんも嬉しそうでした。
 今日も昼前から雨が降っていますが、一雨ごとに春が近づいていることを信じつつ活動しています。