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5 「おやじの小耳に挟んだ話題から」第八回 東海アレルギー連絡会事務局長 足代智志/メールマガジン64号

東日本大震災の発生から1年が過ぎ、各方面から復興への支援が続いていますね。それに伴って被災想定の見直しなどもあって、被災時要援護者である「アレルギー疾患者の支援」が注目をされて、いろんなところからお声をかけていただいています。
 災害ボランティアの集まり・マスメディアの取材・防災シンポジウムなどなど、そこで被災地の方とご一緒させていただいているのですが、そこでお話をさせていただいていると異口同音で伺うのは、「とにかく生き残る」こと。確かに「支援」は「生き残った人」に行うことがほとんど、「生き残らなければ、支援は受けることはできません。」

そこでみなさんに質問です。
災害発生時への備え、できていますか?

まずは、自宅の耐震・家具家財の転倒防止。
勤務先や園・学校は?そこからの帰宅方法は?ここで生き残らないと備蓄も支援も無用になってしまいます。
 
次に、備蓄。
東日本大震災での初期の支援は、要請を受けてから届くまでに10日かかっています。その事からも最低7日分は備蓄して欲しいところです。アルファー化米3日分・普段、食しているレトルトの食材などの日常の在庫を3日分、といった感じでも充分備蓄になると思います。
 市町で備蓄しているものは、地域住民全体で利用するものです。自分の備蓄が取り出す事ができなかったり、流されて消失してしまった時の予備だと考えてください。

 被災地域が広ければ広いほど、災害発生から2〜3日間は、自力で生き抜かないと支援は届きません。「自助」があってはじめて、患者会や災害ボランティアからの「共助」・行政・国の「公助」の3段構えの備えが生きてきます。今一度、ご自分の災害対策を見直してみてはいかがでしょうか?


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2012年03月31日 21:04に投稿されたエントリーのページです。

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