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7 『東海地域にアレルギーを持つ親子を地域で支えるサロンを』プロジェクト〜寄付キャンペーンご協力のお願い〜/メールマガジン72号

Give One E‐ファンドレイジング・チャレンジ
 『東海地域にアレルギーを持つ親子を支えるサロン*を』プロジェクト
                *サロンとは…交流会広場や患者会など

いつもアレルギー支援ネットワークの活動に対するご支援・ご協力をいただきまして
誠にありがとうございます。

2012年11月27日(火)より、1ヶ月間限定でオンライン寄付サイト「Give One(ギブワン)」
のご協力のもと、アレルギー疾患があっても安心して子育てをすることができる環境づくり(交流会広場や会の設立など)のために寄付を募る「支え合い200人キャンペーン」を行ないます。プロジェクトの内容・寄付についての詳細はGive One特設サイトをご覧下さい。皆さまからのあたたかいご支援をよろしくお願い致します。

◆Give One特設サイト◆
 http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10290

◆キャンペーン期間◆
 2012年11月27日(火)〜2012年12月26日(水)

◆目標金額◆
 200,000円 ※1,000円から受け付けています。


Give One特設サイトに掲載しきれなかった、東海地域のサロンに参加する アレルギー疾患を持つ患者家族の声

*(K市の会参加者)
アレルギーの会には先日初めて参加させていただきました。
幼稚園やご近所、友達にはあまりアレルギーの子がおらず、我が子だけが辛い思いをしているように思えることが多々ありました。
みなさんのお話に共感する部分が多々あり、他にもこんなにがんばっているママさんたちがいたんだと、励まされました。

*(N市内の会参加者)
 上の子が赤ちゃんのときに食物アレルギーと判明したにもかかわらず、アレルギー専門医ではない小児科でアレルギーの標準治療とはかけ離れた指導を受け、その指導のもと生活をしていました。小学生になった今でも、卵を食べることはできません。早い段階でアレルギー専門医の存在を知り、正しい治療を受けさせていたら、私自身がアレルギーの知識を持っていたらと後悔することばかりです。
地域でアレルギーの会があることを知り、参加させてもらうようになり、病院やアレルギーの情報が得やすくなりました。同じアレルギーっ子のママとお話することで、励まされたり、共感できることも多く、精神的にも救われています。病院や医師からは得られない、毎日の食事や園・学校生活のような身近な悩みを解消したり、情報が得られるのも大きいです。
下の子はさらに多品目のアレルギーがありますが、会のおかげもあり、アレルギーとも前向きにうまくつき合っています。
アレルギーっ子をはじめて子育てするママたちにとって、地域のアレルギーの会は心強い存在になると思っています。

*(T市の会代表)
私は医療従事者ですが、 医療知識がある程度あっても子供が日常生活を送る上で不安や心配は尽きませんでした。日々の食事から保育園、小学校の事、そして災害時の対応など、勉強会や会員のお母さんの経験談からこの会で得ることが出来たものは本当に大きいです。子供のアレルギーについては一番身近な家族からでさえ理解が得られるとは限りません。普段他人が当たり前に食べている食事が命に関わる事があるのです。怖い、面倒、関わりたくない等の感情や言葉を受けながら現在も過ごしているのが現状です。
先日は東日本大震災で震災の真っ只中で医療の陣頭指揮を取った医師のお話を聴く機会がありました。その先生のご経験では幸いアナフィラキシーショックで死に至ったケースは無かったとのことでしたが、逆にいつその様な事が起きても不思議はない状況だったと言われました。そして周囲に食物アレルギーをはじめとするアレルギー疾患について知ってもらう事がとても重要であるとのアドバイスを頂きました。
また先日アナフィラキシーショックで死亡した三才の子供さんの裁判の記事が新聞に掲載されていましたが、重症の食物アレルギーに対して極端な食事制限を行った結果、栄養障害を来たし、その事が虐待と判断され施設に「保護」されている際にアナフィラキシーショックで死亡したとのことでした。親、病院、保護施設に正しい知識と対応があればきっと救えた命だったのではないか、そう思えてなりません。
この会はT市に初めて立ち上がった正しい情報交換と情報提供が出来得る大変貴重な会であり、この会が存在することでアレルギー疾患を持つ子供さんやその親御さんが孤立することなく様々な面でサポートを受ける事ができるのではないかと思います。

*(N市の会参加者)
交流会に参加し、アレルギーっ子の災害時の対策について学びました。防災士の方が会に来て、食物アレルギーの子どもでも安心して食べることができる、「パッククッキング」について教えてくださったり、市の防災課に出前講座をしていただきました。また、アレルギー支援ネットワークの方より、東日本大震災におけるアレルギー患者の支援活動の報告を伺い、何をどう備えたらよいかのアドバイスをいただいたりしました。今まで、東海・東南海地震について話は聞いていたけれど、我が子(アレルギーっ子)の対策については不十分だったと反省しました。また、市の防災訓練に「アレルギー対応の炊き出し訓練」があったり、備蓄のアルファー化米もアレルギー対応のものだと伺い驚きました。会があり、防災士さんや防災ボランティアさん、自治体(防災課)の方と繋がりを持つことにより、アレルギーの対策が進むことを実感しました。