9月13日(金)に「レディヤンかすがい」で、春日井市総務部市民安全課の防災担当主査様と春日井市健康福祉部健康増進課保健師様2名も参加され、アレルギーっ子どの防災勉強会を行いました。
当初予想していた人数をはるかに超え、参加人数は総勢40名でした。
内春日井アレルギーの会の方が20名、非会員が20名参加されており、まだまだ埋もれている患者さんがいる事がわかり、市や春日井アレルギーの会、アレルギー支援ネットワーにとっても、今後の取り組みの貴重な情報となりました。
初参加者の方の中には、自分と同じ悩みを抱えている人が沢山いる事を知って、私はもうひとりじゃない、仲間がいると勇気づけられた方もいらっしゃったかも知れません。
我々ボランティアは、支援をさせて頂く、悩みを聞いて差し上げる。ここまでしか出来ません。日々の生活の大変さや病気の事を本当に分かってくれる人は、患者さんとご家族です。
このように、アレルギーの患者家族が顔の見える関係づくりを続けていって頂き、アレルギー問題や園学校についての悩み事を相談し合ったり、こうした勉強会などに参加しながら、アレルギー患者さんの心と命を支えていって頂きたいと思います。
自分たちが学びたいこと、今解決したい問題、地域とのかかわり、市への要望、これらを解決しようと思った時に、個人ではどうにもできない事でも、皆で取り組んだら解決できることもあります。そうした事の積み重ねが、本当に大きな出来ごとに遭遇した時、繋がっていて良かったと実感する時があると思います。これからも皆さんで支えあってがんばっていきましょう。
(勉強会の内容は以下の通りです。)
・災害の備えどうしたらいいの??と尋ねる前に大切な命をどう守りたいか、命の重さを考えればやるべき事が見えてくる。インターネットの普及で情報はいくらでも得ることはできる。
・認定NPO法人アレルギー支援ネットワークの安否確認システム登録の呼び掛けと春日井市のシステム登録の紹介。
・母乳が出なくなってしまった時のために、子供にあった粉ミルクも飲めるようにしておく。其々の市町の備蓄食料やミルクの品名を調べておく。緊急時配給をしてもらった時、自分の子供は摂取可能が現場で聞くべきものではない事、前調査が大事。
・アレルギー対応の食材が極めて入手困難になるため、3日分ではなく1週間から10日位の蓄えをする。(3日分と言われるゆえん)
・乳児やアレルギー患者がいる家庭は、調理道具の準備は必須(水で作ったミルクは飲ませられない、コンタミを防ぐ)
・非常食を準備したら、作り方、アレルギー物質の反応の事を考えて、一度は試食しておく。
・地震・洪水ハザードマップに自宅の位置をマーキングし、自分がどんなところに住んでいるのか知って頂いた。
・其々の指定避難所をマーキングし、徒歩でどれくらいかかるかハザードマップに記載。
指定避難所が被災したら次にどこへ避難するのか、第2避難所をマーキングし、徒歩でどれくらいかかるかハザードマップに記載。その後其々の避難時間には、子供を連れ、荷物を持って、悪天候などの条件を入れての徒歩時間だったか質問し、日頃から避難準備もしていない場合、さらにその時間が加算される事に気づいて頂いた。