9/23(月)〜9/26(木)に、「住まいの改善指導・調査」事業の最終調査を行いました。
住まいの調査は、東北地域の復興支援事業の一環として、また同時に、近い将来起こると言われている災害に備える調査の一環として、名古屋工業大学大学院工学研究科産業戦略工学専攻 水谷彰夫教授、 中部大学応用生物学部 須藤千春元教授らと、岩手県、陸前高田市、大船渡市などの協力を得て行っているものです。
対象の仮設住宅および戸建住宅30軒に対して、昨年の9月には基礎調査を、また、10月〜11月にかけて個別訪問調査を、加えて12月には、「結露の発生状況」の調査を行いました。半年後の、今年4月には、ダニ及びダニアレルゲン量の測定、聞き取りによる環境調査、居室内の温湿度測定と9月までの継続調査のお願いをしました。
今回は、最終調査として、再度一軒ごとに訪問をして、再びダニ及びダニアレルゲン量の測定、聞き取りによる環境調査、居室内の温湿度計の回収をし、1年間の調査の御礼をいたしました。調査は、今回も同行した水谷研究室の研究員と建築デザイン学科の准教授合わせて4名と、大船渡事務局スタッフの村上さん、菊池さんのご協力のもとスムーズに行うことができました。1年間継続して行った調査結果が出ましたら分析をして、市の関係課や仮設の住民の方にフィードバックをいたします。
また、大船渡市のNPO団体である「子育てシップ」からご依頼があり、子育てシップ主催のママサロン(大船渡市と陸前高田市でそれぞれ月に1度開催)の定例会(今回は陸前高田市)で、アレルギー勉強会の講師をいたしました。
出席者は、20家族と、スタッフ5名でした。
アレルギー疾患をもつ患者家族は4組で、勉強会終了後にも個人的に質問にこられました。陸前高田市には、アレルギー専門医がおらず、不安な様子でした。
12月には、釜石市の幼稚園よりご依頼があり、アレルギーの勉強会の講師をさせていただく予定です。
私たちにできることは小さなことですが、アレルギーが心配な方のお力になることができればと思い活動を続けています。