« 8 賛助会員からのメッセージ  (有)日革研究所/メールマガジン88号 | メイン | 10 アレルギーっ子のおいしいレシピ「桜すいとん」 近藤 由美/メールマガジン88号 »

9 「アレ大修了生☆リレートーク」 第15回 西尾 和代/メールマガジン88号

みなさまこんにちは。アレルギー支援ネットワークの西尾と申します。
私も昨年みなさまと一緒にアレルギー大学を受講させていただきました。

私の自己紹介とここに至った経緯を簡単に書かせていただきます。
もともと私は、高校を卒業後、接客について学んだ後、ホテルやレストランなどで接客のお仕事のみを長年続けてきました。
たくさんの人と出会い、素晴らしい料理を目の当たりにするなど多くのことを経験することができました。そして、食べるって、こんなにも人を笑顔にし、幸せにすることができることをお客様から教えていただきました。私も、みんなが平等に「おいしい」って食事を楽しめる力を付け、お手伝いがしたい!!「おいしい」と思うにはまず健康が第一だから栄養について学ぼうという漠然とした思いから、栄養士の学校に行き資格を取得しました。そして、いざ就職となったとき、このアレルギー支援ネットワークと出会いました。

始めは、アレルギーのことで仕事があるのかな?アレルギーが怖いことは、少しは知っていたけど食べなければいいんでしょ。何より、アレルギー大学さえ知らなかったという、アレルギーをお持ちの方には本当にすみません。こんな貧しい知識の有様でした。
ですから、勤務する以上は、知識をつけなければ、もっと知らなければと思い受講しました。
いざ、受講してびっくりです。学校では全く教えてもらえなかったアレルギーの仕組みや原因など基礎からしっかり知ることができ、何よりいろんな分野でご活躍されていらっしゃる講師の先生から、多方面のことを直に教えていただけ、本当に受けなければ損と思いました。
栄養士を目指し勉強をしてきましたが、正直難しいところもたくさんありました。
でも、受講されているみなさんは、分からないところは質問したり、もくもくとメモを取ったりと受講者のレベルの高さにもびっくりでした。

私は支援ネットに所属し、支援する側の立場で、アレルギーに対する理解を深め、給食など対応して欲しいと一方的な気持ちが多少強かったです。しかし、アレルギー大学で調理の現場で働く方の生の声を聞き、気持ちがあってもなかなか実現できないもどかしさ、保護者側としては不安で仕方ないなど、いろいろな立場の方の気持ちを聞くことができました。支援ネットは、架け橋とならなければということも学ばせていただきました。

今年もアレルギー大学の受付が始まりました。本当に多くの人に周知していただけるようになったこと、心より嬉しく思います。みなさまのお気持ちに少しでもお応えしたいと、
身内のことで申し訳ないのですが、本当にスタッフも一丸となりがんばっています。

実は、私は支援ネットを離れ、調理の現場で働くことになりました。アレルギー大学で学んだことを無駄にしないよう、働く場所は変わりますが、同じ気持ちで支援していきたいと思います。

短い間ではありましたが、知識だけでなく、今までに経験のしたことのないことを勉強させていただきましたことをこの場をお借りして御礼を言いたいです。本当にありがとうございました。
長々となり、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。


About

2014年03月30日 04:32に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「8 賛助会員からのメッセージ  (有)日革研究所/メールマガジン88号」です。

次の投稿は「10 アレルギーっ子のおいしいレシピ「桜すいとん」 近藤 由美/メールマガジン88号」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。