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5 「アレ大修了生☆リレートーク」 第16回 奥村 裕紀子/メールマガジン89号

私は現在、小児科クリニックにて勤務しております。主な仕事は受付・事務を、週に1回は栄養相談を担当している管理栄養士です。

近年、カルテの中に「食物アレルギーの疑い」、「食物アレルギー」等の病名を見つけるたびに、アレルギー患者が年々増加傾向にある事がわかり、栄養士として何かもっと力になって差し上げることは出来ないかと思い悩んでおりました。所属している栄養士会からいただいたアレルギー大学のパンフレットを拝見したのはそんな頃でしたが、仕事の合間に、管理栄養士資格取得の勉強をしている最中でしたので、とても時間がなく受講を先延ばしにしていました。

資格取得後、勤務先の院長に受講の旨を相談したところ、「アレルギーの第一人者の先生方ばかりの講師陣だから、大変良い勉強になるので頑張って!」と背中を押され、第8期にて初級〜上級まで受講することが出来ました。

 実際に講義に参加してみると、第一人者の先生方から、最先端の現場でのお話が聞ける
授業で、眠気もどこかへいってしまうくらい集中して拝聴できました。参加者は、栄養士以外に調理業務担当の方々、保育士、看護師、保護者等、様々な立場の方々がいらっしゃるのに驚きました。講義の休憩時間などにお隣同士お話しさせていただくと、それぞれの現場の状況を聞けることができ、立場が変わると見解が違ったりすることを目の当たりにし、講義以外にも勉強になる事ばかりでした。また、遠方から土・日の講義や実習を泊りがけで参加されている方もおみえになり、熱心さに敬服するとともに、「アレルギー大学」の全国主要都市への普及を願うばかりです。

 調理実習は、5〜6人でのグループ実習ですので、受講生の交流がより深まるとてもよいチャンスです。年齢層を幅広く、職種も異なるようにスタッフの方がグループ分けをしてくださっているので、お互いにとても刺激になり、教えてもらうこともたくさんありました。今までアレルギー対応食は、机上のレシピなどは参考にしていましたが、実際に作ってみると調理現場に携わる方々、アレルギー児を持つ保護者の皆様の、毎日の調理時における様々な配慮を重ねるご苦労をひしひしと感じ、頭が下がる思いでした。

 このように、立場の異なる皆様と同じ席で勉強の出来る機会はなかなかなく、アレルギー大学はとても貴重な存在だと私は思います。学生の皆さんにも、とてもよい経験になると思うので、是非受講していただきたいですね。

 今年度から「アレルギーの会」に参加させていただく事となり、職場以外でもアレルギー児を持つご家族との交流ができるようになり、大変感謝しております。今後もアレルギー大学での勉強を続けながら、患者様と寄り添い、より良いアドバイスが出来るよう自分を高めていきたいと思っています。

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2014年04月30日 05:35に投稿されたエントリーのページです。

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