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7 「アレ大修了生☆リレートーク」 第20回 富田伸子/メールマガジン94号

保育園内で【アレルギー】という言葉が聞かれるようになった頃、わが子が卵アレルギーデビューしました。冷蔵庫から卵が消えた記念日です。

宇理須先生の下、三回負荷試験を行い、口元の発疹、鼻水、咳、目が充血し、最後は嘔吐で締めくくり、肩を落として帰宅したことを今でも鮮明に思い出します。こうしてわが子のアレルギーと向き合っている間に保育園でも徐々にアレルギー児が増え、ここ数年は一人で複数のアレルゲンを抱えるお子さんも見られるようになりました。

また、アレルギーという言葉が浸透して不安が先走り安易に除去する保護者、園でも対応を希望される保護者も見えると感じました。アレルギー児やその保護者と向き合うには正しい知識と最新の情報が必要だと考えていたおり、食物アレルギーについての研修会でアレルギー大学のことを知り受講に至ったわけです。

 初回は和泉先生の栄養学の観点からの講義でした。「ここまでは解るよね。学校でやったでしょ。」(えーっ!保育士養成校ではやらないってー!)もうチンプンカンプンです。
先行き不安でしたが、難しいところはあえて聞かなくてもいいことにしようと割り切って、今の園の状況にとって必要なことを聞き留めるようにしました。和泉先生ごめんなさい。

講義が進むにつれ、今までの断片的な知識がつながるようになり、最新の情報を得ることで職場に伝達し誤食防止対策を皆で考える一助になりました。保護者の方と改めて懇談する時間をもつことで情報を分かち合い、アレルギーと診断された経緯や保護者の考え方などを知ることができました。今年度から名古屋市は段階別除去をやめ、より安全に食を提供する対応になりました。これを受け今以上に調理スタッフとの連携をとり代替食を研究しようという段階です。

今年度は、アレルギー大学にボランティアとして参加させていただいています。繰り返し講義を聴くことで初回わからなかったことが、すーっと入ってくると実感します。情報が知識となっていくように思います。

 幅広い分野から大勢の先生方がアレルギー大学に賛同され講義をしてくださることに、支援ネットワークのスタッフの皆さんの取り組みの使命感を感じます。特に講義後、質問が殺到して行列ができても先生方は一人一人に丁寧に答えてくださり、質問された方は少し安心したように表情が和らいで会場を出られるように感じます。

 これからもアレルギーをもつお子さんが安心して過ごせる園、学校、地域となっていくよう更にアレルギー大学、支援ネットワークの取り組みが広がることを願い、微力ながらこれからも参加させていただきたいと考えております。


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2014年09月28日 22:38に投稿されたエントリーのページです。

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