メルマガをお読みの皆さん、こんにちは。防災士の中根輝彦です。
今回より新しい防災原稿シリーズを進めていきます。アレルギー対応に特化せず、一般論も含めた基礎的なところから少しずつ考えていきましょう。
防災講座1回目は、もう一度原点に戻って、「防災活動をする目的」について考えてみます。防災対策、みなさんはどんな考え方で取り組んでいますか?以下の5段階のレベル分けでは、どれが一番近いですか?
1)防災って何のことかわからない。それって、おいしいの?
2)必要だと思うけど、何をやったらよいかわからない。
3)とりあえず他の人のまねをしてる。言われたことをやってる。
4)なんとなくだけど必要だと思うことをやってる。
5)目的も目標も理解している。計画的に取り組んでいる。
このメルマガを読んでいる皆さんには、もちろん、レベル5を期待したいところです。残念ながら、私の周囲には3の人たちもたくさんいます。防災啓発をしていて、こういう人たちに遭遇するたびに、本当にそれでいいんですか?と問いたくなります。
細かな条件設定をせずに問うたので、4,5どちらか迷ったなんていう方もいるかもしれませんね。自分のことはしっかりできてるけど、家族はどうか、地域や勤務先でのことはそうでもないとか。それぞれの状況や立場によって、いろいろな考え方や対策内容があると思いますが、目先の取り組みに一生懸命になってしまって、なぜその取り組みをやるのか、目的がぼやけてしまっていませんか?
すべての防災活動に共通の重要な目的から、だんだん細分化して役割分担・優先度を考えていくと、全体像と今の立ち位置が見えてくると思います。目的をしっかり理解して覚悟を決めれば、ゴールの見えない長期の取り組みでも、モチベーション維持ができるのではないでしょうか?
防災活動の目的
・命を守る。
・財産を守る
・日々の営み(暮らし、生業)や、その場所(コミュニティ、職場)を守る。
究極的には
・災害が発生する前となんら変わらない生活が続くように備えること。
あなたにとって一番大切なモノ・コト、何があっても守りたいモノ・コトはなんですか?お付き合いのために必要ないことをやっていませんか?今一度、振り返って見直してみましょう。
防災士 中根輝彦
日々つぶやいています。
@TeruhikoNakane
内容は筆者個人の考え方に基づくものです。
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