みなさん、こんにちは。
私は愛知県春日井市の病気育児のサポートをしているボランティア団体「ウサギクラブ」代表の加藤美奈子です。私の子どもは、二人いますが二人とも乳幼児期は喘息で入退院を繰り返していました。その時、病院・園・家庭の３つの生活をしていたことで、忙しいけれどなんとなく孤立感がありました。自分の悩みを打ち明けることができる友人に出会いたくて小さなサークルを5年前にたちあげたのです。今は、春日井市全体で病気のジャンルを問わず育児で悩んでいるお母さんのメンタルサポートのための相談会、専門家の紹介、セミナー、食物アレルギー対応クッキングなどの活動をしています。現在のウサギクラブのメンバーはアレルギー40パーセント、発達障がい50パーセント、先天性疾患10パーセントという構成です。食物アレルギーでエピペン所持者は数人です。でも私は、その数人を大切にしています。そして、食物アレルギーだけは命に関わってしまう怖さがあります。残念ながら年間数件の事故のニュースを目にします。ですから私は、自分なりに考えた啓発をしようと思ったのです。食物アレルギー紙芝居、動画、テーマソングを制作し、食物アレルギーの子ども達を守るために、その周りにいるアレルギーを知らない子ども達に伝えるアイテムを作ることで「知る」ことを広げる啓発に今年から来年にかけて力を入れていきたいと思います。
紙芝居を作る前、「勇気をもってエピペンを！！」という絵本を仲間と一緒に作りました。
これは、食物アレルギー児の親のメンタルケアの絵本です。この絵本には読み仮名も付けましたが、周りの食物アレルギーを知らない子どもには「食物アレルギー児に対して、どう気をつけていったらいいかイメージがつかみにくい」というものだったと制作途中で気づきました。そこで絵本を作りながら紙芝居を作り始めました。
食物アレルギー紙芝居の内容は動画で全て見ることができます。こちら。
https://www.youtube.com/watch?v=txbikOQ38Es&feature=youtu.be
監修は伊藤浩明医師、小林貴江医師、制作協力は椿俊和医師、小学校教諭31人、シナリオライター、幼稚園園長、ＮＰＯ法人アレルギー支援ネットワークさんです。
この紙芝居の制作秘話は、初期段階の会議では、誤食は命に関わるのだから「はっきり危険性を伝えたい」ためアナフィラキシー症状になったストーリーでした。しかし、何度も話し合ううちに食物アレルギー児のクラスの友達をおどすようなことをしてはいけないと分かったのです。また、現役小学校教諭のアドバイスの一つに「子ども達は食物アレルギーとは何かを説明すれば理解します。子ども達は自分で考え応用もできますよ」と教えてくださったことはとても良かったです。
この紙芝居は印刷代金の不足により、現在クラウドファンディングのＲＥＡＤＹ ＦＯＲ（レディフォー）という会社で登録をしています。クラウドファンディングとは、ネット上に企画を出し、不特定多数の人が賛同したものに対し支援（寄付）をすることをいいます。この紙芝居の印刷代金を11月10日までに40万円を募っています。しかし目標金額に達成しなければ少しももらえないシステムです。私は、支援がいただけましたら500部制作し小学校・病院に寄贈したいと考えています。
詳細はこちらです。
https://readyfor.jp/projects/kamisibai
テーマソングは、啓発は明るいもので子ども達が少しでも紙芝居の内容を覚えて欲しいために作りました。作ったのは小学3年生のわが子です。どうぞお聴きください。
https://www.youtube.com/watch?v=EBM9wYgkSRk
今後、紙芝居を多くの人に見ていただきたいので啓発活動をしていきます。
●11月21日(土)東京都立産業貿易センターでアレルギーＥＸＰＯ２０１５（主催一般社団法人日本環境保健機構）に出演予定。
詳細はこちら。
●12月5日(土)家庭教育推進委員会が運営するイベントに出演予定。
●平成28年1月22日(金)春日井市総合体育館でママの文化祭（主催ＮＰＯ法人あいちかすがいっこ）に出演予定。
皆さん、ぜひ紙芝居の読み聞かせを見にお越しくださいませ。お待ちしております。
主要な制作メンバーはこちら。
（左ちばくみこ・中央いながきゆき・右加藤美奈子）
ウサギクラブ子育て支援サークル 加藤美奈子
ホームページ
http://www.usagiclub2011.com/
紙芝居印刷代金のご支援（寄付）をどうぞよろしくお願いします。
詳細はこちらです。（ＲＥＡＤＹ ＦＯＲ）
https://readyfor.jp/projects/kamisibai