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10、患者会 イベント報告 ★「講演会“過去の震災に学ぶ アレルギーっ子の防災“を開催して」ぷちヴェール長久手大平亜依★/メールマガジン117号

7月18日(月祝)、 3連休の最後の日という日取りにもかかわらず、患者家族以外にも、長久手市の保育園や学校、防災等の関係課の職員の方々や地域の防災関係者の方々など、時間を割いてお集りくださり、アレルギーをもつ子の親たちにとって、大変うれしく、有り難い会場の様子となりました。

講師にお迎えした、中西 里映子さん(認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク 常務理事)からは、東日本大震災の被災地アレルギー患者を後方支援されたご経験と、この春の熊本地震における現地の状況をとても分かりやすくお話頂き、来場者の方々がそれぞれの立場で、それを受けとめられました。

患者家族自身は、とにかく自助の備えの大切さを痛感しました。
また、職員の皆様や地域の方々からも被災地の実態やアレルギー患者がおかれた状況を知ることができてよかったと前向きなご感想を多く頂きました。

次のステップとして、園や学校とは、園内・校内の備蓄品や発災時の対応について。また、市内各地域や防災組織とは、
アレルギーの専門知識のない方にもわかりやすい形でアレルギー患者への理解と対応への協力を引き続きお願いしていけるように検討していきたいです。

【来場者アンケートより】
〜患者家族の声〜
「家庭での備蓄をどの程度しておけば良いかわかった」
「防災訓練に参加してみようと思いました」
「救いを求めなくてもいいような備えの大切さを知りました」
「とても考えさせられました。町内の炊き出し時など、少しずつ声をあげていきたいと思います」
「地域の自治会など参加したことがなかったが、災害時に困らないために自身の備えを強化しなくてはと思いを強くしました」

〜市の職員の方々、地域の方々の声〜
「アレルギーなど、災害弱者となりえることに気がついたことに意義があった」
「みんなが食べられる物のメニューや食品の案内などの情報も知りたい」
「災害にそなえて、アレルギーがあってもなくても対応できるものを用意することが、大事だと思った」
「もっと普通のこととして、アレルギー対応が一般に周知できるようになればと思います」
「(アレルギーの)知識がないゆえ、防災でどう救ったら良いか知識を深めたい」