アレルギー支援ネットワーク 副理事長 小川雄二
(名古屋短期大学保育科教授)
2011年、明けましておめでとうございます。
私たちのNPOは、アレルギー患者支援という、経済的には決して割にあわない活動、それだけに、私たち以外にはだれもしない活動に長年取組んできました。多くの困難を抱えながらも、優秀なスタッフの献身的な奮闘で着実にNPOとしての成果をあげ、活動の幅を広げ、前進してきました。
今年も、更なる前進の年にしたいと思います。皆様、どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、今年のアレルギー支援ネットワークの大きな課題は、アレルギー大学のテキストを全面改訂して出版することです。アレルギー大学の新テキスト『アレルギーの基礎と対応』(仮)は、アレルギー大学の中心的な講師陣が、基礎的な情報はもちろん、最新情報や対応を豊かに盛り込んだ内容で執筆しました。このメールマガジンが届く頃には、宇理須先生の監修、原稿の最終チェックの段階になっていると思います。
今回、出版でお世話になるのは、出版社「みらい」さん。読みやすいレイアウトを提案して下さったり、読者目線で原稿の細かな点まで丁寧にチェックして下さったりなど、大変心強い存在です。
アレルギー大学新テキスト『アレルギーの基礎と対応』(仮)の章立てを以下に紹介します。
第1章 食物アレルギーの基本、
第2章 アレルゲンの基本(アレルギーに関する食品学)
第3章 アレルゲン別の症状と対応
第4章 赤ちゃんの口の機能の発達とアレルギー
第5章 幼児期・学童期の食育とアレルギー
第6章 保育園・幼稚園・学校でのアレルギー対応
第7章 栄養と献立・集団給食の目的とすすめ方
第8章 アレルギー対応給食の献立作成と調理
今年のアレルギー大学の時には、皆様のお手元にお届けできると思います。
どうぞ、ご期待下さい。