震災から約5カ月が過ぎました。個別の電話相談・支援要請自体は減少傾向ではありますが、今もまだ、私たちのもとには被災者の方から、様々な声が聞こえてきます。
支援ネットが行っているアレルギー患者への支援活動についてテレビのデータ放送で知ったという宮城県や福島県の方からの相談電話が新たに多くありました。相談には、担当者がアレルギー症状について確認し、必要に応じて、現地の医師と連携をとり、適切な処方のもとで必要な支援物資をお届けしました。
震災から丸6カ月が過ぎ、震災地の状況は大分落ち着いてきているようです。しかし、緊急性を要する支援の必要がなくなったというだけで、復興の段階で症状が悪化した際の対処法や医療相談などは今後ますます必要になると推測しています。
そして現在、アレルギー支援ネットワークの東北事務局は、基盤整備に奮闘中です。
今後は引き続きアレルギーでお困りの方のご相談に応じつつ、「アレルギーっ子の防災セット」を普及する活動も継続的に行います。