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3 「アレ大修了生☆リレートーク」第3回 芝田敦子/メールマガジン75号

初めまして、芝田敦子と申します。
私は食物アレルギーの息子と共に、10年間アレルギーと戦っています。

母乳からNGということが分かった時は本当に凹みましたが、ほとんどの食べ物にアレルギーを持つ息子の為に、専門医に指導を受ける他に、アレルギーに関する本を読み漁り、漢方や針灸、食事療法などで体質改善を試みたり…と試行錯誤を繰り返し、薄氷の上を歩くような日々を送ってきました。
そんな息子が小学校に入学し、給食では除去食も対応して頂ける様になり、私の気持ちにも少々余裕が出てきた頃、アレルギー支援ネットワークのホームページがきっかけでアレルギー大学の事を知りました。
専業主婦になって十数年、今更勉強になど通えるのだろうか、と大きな不安を抱えながらも少しでも息子の為になるなら!と思い切って受講しました。

実際に、専門の先生方の講義を受けてみると、今までの子育ての中で何となくの感覚で行ってきたことの原理や仕組み、また理由が分かり、なるほどそうだったのか!と得るものが大変多く、思い切って受講して良かったと心から思いました。
また同時に多くの疑問や質問も沸いて来ました。それは10年間息子を育ててきた中で、自分なりに調べてもよくわからなかったり、疑問に思ってきたたくさんの「何故?」でした。
大学の先生、専門医の先生方を目の前にして質問しないなんてもったいない!
学生の頃は発言なんてするタイプではなかった私が、積極的に手を挙げ質問していました。

なんでこんなに苦労するのか、どうやったら治るのか、アレルギーの原因はなんなのか。
なんとか少しでも症状をよくしてあげたい。
そして自分もちょっとだけ肩の力を抜きたいな…。
アレルギー児の親は、小さな失敗を繰り返しながら実生活の中で手探りで必死に子供を育てています。
そんな実生活の経験の中から得てきたぼんやりとした感覚が、この受講を通し、はっきりとした理論に基づいて再認識できたことは大変有意義でした。また、最新の治療方法がわかることも収穫の一つです。これからも得た知識を活用し、息子を守り育てていきたいと思っています。

それともう一つ、この受講をきっかけに、栄養士の資格を生かして仕事をしたいと思うようになりました。アレルギー児達が安全で美味しく、そして楽しくなれるような食事を作り出せたらなと思っています。
これもアレルギー大学のおかげです。とても感謝しています。本当にありがとうございました。


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2013年02月27日 16:37に投稿されたエントリーのページです。

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