去る11月19日に岩手県一関市で開催されました研修会で、「ひやりはっと事例から学ぶアレルギー対応と体制づくり」をテーマに、講師をさせていただきました。
この研修会は、岩手県県南広域振興局(中部保健所・奥州保健所・一関保健所)が主催で、園や学校で児童生徒の健康管理、保健・栄養指導を担当される、専門職の皆さま約170人が参加され熱心に聴講されました。
また、岩手医科大学小児科学講座の 佐々木美香先生が「こどもの命をみんなで守る〜アナフィラキシーの症状と対応〜」をテーマに、食物アレルギーの基礎知識と緊急時の対応を講演してくださいました。
岩手県では、アレルギーの専門医が少ないうえに盛岡市に集中しており、沿岸地域には、ほとんどいらっしゃいません。
今回の研修会は、私どもアレルギー支援ネットワークが、震災時にアレルギー患者家族の方を支援させていただいたことがきっかけで、講師のお話をいただきました。
私どものHPを見てのご相談が最近増えています。先日も、石巻市在住の患者家族の方より、地元には患者会をサポートする団体がないからと、私どもにご相談があったり、別に石巻のある団体より、平時からアレルギー患者の備えやネットワークを考えておきたいと、私どものHPをみてご相談の電話があったりしています。
遠く離れておりますので、私どもにできることは限られていますが、支援活動から得た教訓をお伝えしたり、正しい情報をお伝えしたり、ご相談にのったりすることで、お力になることができればと思っています。