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5、リレートーク「栄養士からのメッセージ」 第5回 管理栄養士・小児アレルギーエデュケーター 岡田恵利/メールマガジン128号

「栄養士 立ち上がれ!」

「アレルギー対応離乳食レトルト食品!」「7大アレルギー除去対応料理!」等、食品や外食産業のアレルギー対応をよく目にするようになりました。
平成 25 年度に文部科学省が実施した実態調査の結果によると、『児童生徒の食物アレルギー有病率4.5%(平成 16 年時の 1.7 倍)、アナフィラキシーの既往 0.5%(同 3.6 倍)、「エピペン®」保持者 0.3%(前回調査なし)と、これまでの調査に比して非常に増加していることが明らかになった』と報告されてます。

「○○が怖くて食べさせれません」と保健センターの検診や相談事業でこのような質問はないですか?「何がアレルギーかそうでないかわからない」と給食の提供に困っていませんか?
情報が氾濫している社会だからこそ正しい知識が必要です。

私は、乳幼児の保健指導に関わって19年になります。当初は血液検査陽性であれば食物アレルギーの診断をもらい完全除去でした。子どもの体は小さくて体重増加不良児が多く、今では想像もできない劣悪な食事指導をしていました。
まだ私が食物アレルギーの知識がない頃(5年ほど前)に、定期検診で体重増加不良があり栄養相談にきた乳児がいました。児は7つの食品の血液検査陽性があって母は「何を食べさせたらいいのか」と困っていました。栄養素の補助食品の紹介と活用、代替え食のレシピ紹介をしましたが、私の持っている情報と知識では母には当たり前で不甲斐ない顔をして帰られました。
正しい知識・診断を地域の医療機関や保健事業所の技師がしっかり持っていないと母たちは困惑し、子どもに関わる福祉施設、教育機関がさらに困惑します。

医療は日進月歩です。「栄養士 立ち上がれ!」偉そうな題名を掲げましたが食に関するプロだからこそアンテナを高くして必要な正しい情報を得ていきましょう。
アレルギー支援ネットにはアレルギー専門の管理栄養士(小児アレルギーエデュケーター)が複数います。クリニックにてアレルギーの食事指導や地域の施設へ知識を伝える活動をしています。ぜひ活用してください。 地域の子どもたちやその家族のために・・(^-^)


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2017年07月30日 07:44に投稿されたエントリーのページです。

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