お知らせ
2022年度第17期より、講座はすべてオンデマンド配信となりました
(研究実践レベルを除く)
内容が前年度と変更になる場合もありますのでご了承ください。
2024年度 第19期 講 座
● 基礎レベル(申込番号:W19001)
アレルギーの基礎
講師:中西 久美子 JA愛知厚生連 豊田厚生病院小児科
体における免疫の仕組みとアレルギー、アレルギーで見られる主な症状、症状出現時の対処療法、食物アレルギーで用いられる医学用語の解説。
食育とアレルギー
講師:小川 雄二
名古屋短期大学 保育科教授/桜花学園大学 副学長/名古屋短期大学附属幼稚園 園長/アレルギー支援ネットワーク副理事長
食育の意義、アレルギーの子どもが楽しく食べられるようになるための知識、子どもが楽しく食べるための工夫、アレルギーと向き合う基本姿勢。
加工食品の表示とアレルゲン表示
講師:藤森 正宏 博士(農学)、消費生活アドバイザー(内閣総理大臣及び経済産業大臣事業認定資格)
食品表示法に基づく加工食品の表示の仕組みを理解する。アレルギー表示を読むうえで必要な知識とパッケージ情報の活用。
アレルゲンの基本
講師:和泉 秀彦 名古屋学芸大学 管理栄養学部管理栄養学科教授/管理栄養学部長/アレルギー支援ネットワーク理事
食品中のアレルゲン、消化吸収、低アレルゲン化。
● 初級レベル(申込番号:W19002)
食物アレルギーの臨床(総論)
講師:北村 勝誠 あいち小児保健医療総合センターアレルギー科 医長
食物アレルギーの疫学、症状別のタイプ分類(アナフィラキシーを含む)、血液検査や負荷試験による診断手順、主なアレルゲン(鶏卵、牛乳、小麦)に関する基本的知識。
ひやりはっと事例から学ぶ安全管理と緊急時対応
講師:近藤 康人 藤田医科大学ばんたね病院 総合アレルギーセンター研究部門長 小児科教授
誤食事故の事例、症状出現時の対応、エピペンの使用方法およびエピペントレーナーを用いた演習。
アトピー性皮膚炎
講師:二村 昌樹 国立病院機構 名古屋医療センター 小児科 医長/アレルギー支援ネットワーク理事
アトピー性皮膚炎の病態生理、スキンケアや外用療法を含めた標準的な治療(実習は除く)、ステロイド外用薬の効果・副作用、患者家族が抱くステロイド不安、経皮感作と食物アレルギーの発症。
乳幼児期の栄養と献立
講師:寺倉 里架 アレルギー支援ネットワーク 管理栄養士(小児アレルギーエデュケーター)
乳幼児の咀嚼機能や歯の発育段階を理解する。食事摂取基準2015、授乳離乳支援ガイドに基づく摂取量、食べさせ方、調理形態。アレルゲン除去に伴う代替食への展開を考慮した献立作成。乳幼児の食事における保護者の悩みと対策を理解する。
● 中級レベル(申込番号:W19003)
食物アレルギーの臨床(各論)
講師:高里 良宏 あいち小児保健医療総合センター アレルギー科 医長
口腔アレルギー症候群、食物依存性運動誘発アナフィラキシー、総論で触れたもの以外のアレルゲン(大豆、ナッツ類、魚類、果物など)に関する基本的知識。
アレルギー児の受け入れ
講師:中西 里映子 アレルギー支援ネットワーク 常務理事、防災士
アレルギー児を受け入れるための準備・保護者とのコミュニケーション、クラス運営(周囲のこどもへの理解)・誤配膳の防止(危機管理)。
気管支喘息、花粉症、ダニアレルゲン
講師:武藤 太一朗 名古屋記念病院 小児アレルギー科 部長
気管支喘息の病態生理、花粉症の疫学と病態生理、環境整理や吸入方法・点鼻療法を含めた標準的な治療(実習は除く)、主な吸入アレルゲン(ダニ、スギなど)の基本的知識。
集団生活の食事
講師:髙田 尚美 名古屋学芸大学 管理栄養学部 准教授
給食施設環境に応じた、原材料管理、生産管理、品質管理、安全管理。給与栄養量から食品構成への展開、献立作成。
● 上級レベル(申込番号:W19004)
最新医療・免疫療法
講師:伊藤 浩明 あいち小児保健医療総合センター センター長/アレルギー支援ネットワーク副理事長
医療の最前線情報、経口免疫療法を含めた医学的知識。
アレルギー児の栄養食事指導
講師:中里 友美 あいち小児保健医療総合センター 管理栄養士(小児アレルギーエデュケーター)
医療現場における食事指導(栄養管理プロセス)
アレルギー児と家族の支援
講師:舟木 由乙世 あいち小児保健医療総合センター 看護師(小児アレルギーエデュケーター)
行動療法の基礎、アレルギーの子どもの心とその発達の支援、アレルギーの家庭の支援
食物アレルギー対応を法的・行政的視点で考えることの重要性
講師:坂本 龍雄 北医療生協あじま診療所 所長/アレルギー支援ネットワーク理事長
● 特別レベル(申込番号:W19000)
※今年度の配信内容は昨年度と同じです。
- 「食物アレルギー対応 最近の話題」宇理須厚雄 うりすクリニック 名誉院長
- 「大人のアレルギーと最新のアトピー性皮膚炎の治療」矢上晶子 藤田医科大学ばんたね病院 総合アレルギーセンターセンター長/ 総合アレルギー科教授
- 「腸内環境とアレルギーの関係」栃尾巧 藤田医科大学 消化器内科学講座 教授
- 「家屋内に潜むダニの生態とその対策について」中田訓浩 日革研究所・研究開発室/博士(工学)
- 「謎解きアレルギー大学 日常に隠れた意外なアレルゲン」北村勝誠 あいち小児保健医療総合センター アレルギー科 医長
- アレルギーの社会的対応「愛知県編」高里良宏 あいち小児保健医療総合センター アレルギー科 医長
- アレルギーの社会的対応「岐阜県編」金子英雄 岐阜県総合医療センター 小児療育内科部長
- アレルギーの社会的対応「三重県編」長尾みづほ 独立行政法人国立病院機構三重病院 臨床検査部長
- アレルギーの社会的対応「静岡県編」西田光宏 浜松医療センター 小児科
- アレルギーの社会的対応「新潟県編」田嶋直哉 新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院 小児科 医長
- アレルギーの社会的対応「千葉県編」下条直樹 千葉大学予防医学センター 特任教授
- アレルギーの社会的対応「沖縄県編」尾辻健太 沖縄協同病院 小児科
● 研究・実践レベル
研究実践報告(申込番号:W19005) ※Zoom
研究者の発表および食物アレルギーマイスターを目指されている方の発表。
内容は決まり次第、「アレルギー大学のお知らせ」に掲載します。
マイスター準備講座(申込番号:W19200) ※Zoom
食物アレルギーマイスターを目指されている方への発表資料作成アドバイス
2024年度 第19期 実 習
オンデマンド配信による事前学習とZoomで実習を行います。
(だたし、中・上級レベル「実技講習」はオンデマンド配信のみ、「グループディスカッション」はZoomのみ。)
初級レベル(3実習)
離乳食のすすめ方(申込番号:W19011a、W19011b)
講師:岡田 恵利・上田 由美 認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク 小児アレルギーエデュケーター管理栄養士
アレルギーに配慮しながら、発達ステージに応じた離乳食の作り方をオンデマンドによる講義視聴で学び、自宅で実際に調理をしていただきます。Zoom当日は、「離乳食に困っている方への支援」について、学んだ知識を生かしてグループディスカッションを行います。さらに、事務局よりアレルギー用ミルクを含む数種類の育児用ミルクを送付しますので、試飲していただくことでミルクの違いも体験できます。
コンタミネーションを防止する調理手順(申込番号:W19012a、W19012b)
講師:田垣内菜実 食物アレルギーマイスター 栄養士 ・ 仲 佳代 認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク 小児アレルギーエデュケーター管理栄養士
調理現場でアレルギー対応食を提供する為の調理手順や配膳のポイントをオンデマンドによる講義視聴で学び、自宅で実際に調理をしていただきます。Zoom当日は、コンタミネーションを防止について、学んだ知識を生かしてグループディスカッションを行います。
アレルギーっ子の災害対策(申込番号:W19013a、W19013b)
講師:中西 里映子 認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク常務理事 防災士
大規模災害がおきるとアレルギー患者はたくさんの困り事に直面します。東日本大震災や熊本地震、能登半島地震において、アレルギー支援ネットワークが携わった、アレルギー患者家族への支援活動についてお伝えし、その経験からみえてきた課題を学びます。また、食物アレルギーに配慮した「炊き出し」を、実際に自宅で実習していただきます。Zoom当日は、事前に取り組んでいただいた課題の報告を行ったり、地域や職場における、大規模災害に備えた取り組みについてディスカッションを行います。
中・上級レベル(4実習)
小麦を代替した各種の料理(申込番号:W19014、W19014b)
講師:伴 亜紀 株式会社Graine 代表 大阪総合保育大学非常勤講師
給食において小麦代替の対応をされているところはまだ多くはありません。この実習では、小麦に代わるデンプン(米粉・コーンスターチ等)の特性と、その特性を生かした献立をオンデマンドによる講義視聴で学び、自宅で実際に調理をしていだきます。Zoom当日は「小麦を代替した各種の料理」についてディスカッションを行います。
代替食献立作成演習 (申込番号:W19015)
講師:仲佳代・上田由美 認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク 小児アレルギーエデュケーター管理栄養士
オンデマンド配信で「保育所における栄養摂取の考え方」「献立作成の基本」「除去食品の代替え」を学んでいただきます。
課題は、一般幼児食から、卵、牛乳、小麦除去の代替食を考え、自宅で実際に調理を行います。Zoom当日は代替食献立をグループ内で報告し合うことで様々な工夫を学びます。
実技講習(エピペン🄬・スキンケア等の実習)(申込番号:W19016)
講師:杉浦 至郎/舟木 由乙世 あいち小児保健医療総合センター
医療現場で医師や小児アレルギーエデュケーターが行うスキンケア、吸入療法、エピペン®の打ち方指導と、ロールプレイによる緊急時の対応を学びます。(※オンデマンド配信の視聴のみ。)
グループディスカッション (申込番号:W18018)
多職種が混じった実践のグループディスカッションをZoomで行います。
直接講師に質問・疑問を投げかけたり、受講生同志で学び、交流をすることを目的とした唯一の実習です。
アレルギー大学の講師や小児科医、小児アレルギーエデュケーター(PAE)などがファシリテーターを担当したり、ゲスト参加をします。職種・患者家族混合で、6-7人のグループに分かれ講師が提示したテーマによりディスカッション、質疑応答行います。各グループで話した内容は全体で共有します。