寝具の選び方
寝室・寝具類などのぜん息・アトピーの対策は決定的!
ベットマットなど寝具類はダニの温床! 空中に浮遊するダニアレルゲンが床面の近くに舞っているという調査結果があり、 最になってもこれを裏付ける報告がされています。 (安枝浩・国立相模原病院臨床研究センター)
このためもあってか、ぜん息などの方がベットを利用する例をよく見かけます。 そのデメリットも知って利用するなら、決して悪くはありませんが、 時にはほとんど万年床となってしまい、かえって悪い例が多くなっています。
乾燥した大陸のアメリカやヨーロッパでさえ、 ベットはダニの温床になっているという報告があるくらいです。 湿気の高い時期もある四季おりおりの日本では かなり工夫をしないとダニやカビの大きな温床になってしまいます。
事実、私どものアトピー環境研究会の患者100例の調査結果や 2001および2002年の名古屋市のアレルギー患者の過程の調査報告でも 絨毯とともに最も多いダニアレルゲン(ダニ数)の温床となっています。
患者がもっとも長い時間生活する空間・寝室や寝具類のアレルゲン対策こそ ぜん息・アトピーの最も基本となるものです。


寝具の手入れの仕方と防ダニシーツ
寝具類の場合、ぜん息でもアトピーでも対策は同じです。 寝具類がまず、どの程度のダニ数、アレルゲン量かを調べます。 名古屋市のように保健所などが ダニアレルギーの相談と検査などをしている場合は、これを利用しましょう。 (保健所や市町村に問い合わせてみましょう)
1平方メートル当たりのダニ数が10匹以上、アレルゲン量が2μ以上、 ハウスダスト量が20mg以上などの場合は「布団の丸洗い」をおすすめします。
地元の自治体に相談できる機関がない場合、 寝具類の使用年数と天日干しの回数を参考にします。
天気のよい日は殆ど天日干しをしているということでなければ、 使用年数が5年以上過ぎていれば、まず最初に「布団の丸洗い」をし、 寝具類のダニ数などを減少させます。 「布団の丸洗い」をして症状の悪化をさせない程度のレベルに ダニ数などを下げた後、そのレベルを維持するためには 以下のいづれかを実行する必要があります
1)「丁寧な掃除がけ」を1週間に1回行います。
寝具の掃除がけは実に重労働です。最近では布団専用ノズルを利用して 比較的力を入れなくてもできるようになりましたが、1、2枚程度ならまだしも冬用の布団などのように 寝具の数が多くなると週1回といえども並大抵ではありません。特にアレルギーの場合、長期間に及ぶことが殆どであるため、できるだけ掃除がけをしなくてもすむような工夫をします。それが次の(2)もしくは(3)の場合です。
2)1年に1回「布団の丸洗い」を行い、 寝具類の掃除機がけは1、2ヶ月に1回程度にします。
「布団の丸洗い」の価格は業者によって多少異なりますが、 1枚数千円と比較的安価にすみます。
アレルギー支援ネットワークでも布団の丸洗いのご注文を承ります。
シングルサイズ¥3,000(税抜・会員価格)/枚、東海4県下ならご自宅までの配送料無料、ご希望の方には替え布団を無料でご用意します。商品詳細は、アレルギー支援ネット公式ショップ「アレ支援ショップ」をご覧ください。
しかし、欠点は洗い回数がたび重なると綿特有のふわふわ感が少なくなってきます。 そのため寝具の使用年数は数年程度となります。 毎年 「丸洗い 」ということになると結果的に高い買い物になってしまいます。
3)ダニを通さない高密度に織った「防ダニシーツ」+2~3年に一度の丸洗いを行います。
防ダニシーツのいいところは、寝具類の手入れにかかる作業量・時間を大幅に減らせることです。さらにダニを通さない高密度織りの防ダニシーツを使用することで、丸洗い回数を2~3年に1回におさえることができ、布団への負荷を減らすことができます。しかし防ダニシーツの欠点は経済的な負担が大きいことです。
これまで医療機関などですすめられている確かなものといわれる 「高密度シーツ」は1枚、1万~1万4000円もします。1つの寝室で家族が寄り添って寝ることが多い日本的な暮らし方では、1家族のシーツ代だけでも10万円以上もかかってしまいます。
洗いがえも必要ですから大変な高負担です。 防ダニシーツはダニを通さないようにするため 縦糸と横糸の数を増やして織り目の隙間を狭くするため 普通の布の糸の数より多いため価格が高くなっているのはやむを得ませんが、それでもこの高負担は防ダニシーツの購入を躊躇させるに十分です。
このため最近では6000~8000円程度のより 安価な「防ダニシーツ」が普及していますが、これらの布の織り方は一般的な「平織り」のため 洗濯回数が増えたりすると糸やせがおきて糸の隙間が多くなり「防ダニ」効果が損なわれるのは予想にかたくありません。
これでは折角高価な買い物をしても期待する効果が得られるかとなると、 大いに失望させられてしまいます。これらを改善したのが高密度生地を使用しながらも価格を抑えたアレルギー支援ネットワークの開発したオリジナルシーツです。
商品詳細は「防ダニシーツを活用」やアレルギー支援ネットワーク公式ショップ「アレ支援ショップ」をご覧ください。