地震・集中豪雨・河川の氾濫・土砂崩れ・竜巻・・・自然災害は、いつどんなときにどの地域で起こるかわかりません。また、どこにいるときに被災するかもわかりません。平常時に備えをしておくことが最も大切です。

アレルギー疾患があると、避難所などで配布される食料や炊き出しの食事を食べることができない、薬を持ち出すことができなくて困る、入浴できないためアトピー性皮膚炎が悪化する、瓦礫の粉塵やホコリ等で喘息が悪化する・・・など、多くの困り事が起きます。災害が起きてから慌てて、アレルギーに関する理解を求めても対応は難しく、また、自治体(行政)は市民全員に対応する食料や医薬品を備蓄しているわけではありません。
そこで、アレルギー患者は要援護者の位置づけで、日頃から災害時に備えた対策を十分にしておく必要があります。このことは、アレルギー疾患を持つ患者家族だけでなく、幼い子どもを育てている家族にとっても同じように重要なことです。
自宅や職場の地形や災害時の危険性をハザードマップで確認、家屋の耐震診断をして対策を立てておく、家具の転倒防止をする、トイレや水、電源の確保、非常持ち出し袋の準備をするなど、一般的な備えは当然行うことが前提になります。

アレルギー支援ネットワークが過去の災害時に行った支援活動についてまとめました。

平成30 年7 月豪雨(西日本豪雨)

アレルギー支援ネットワークは、2018年7月9日に日本小児アレルギー学会からの要請を受け、事務所に備蓄をしていたアレルギー対応の食料や肌着等を、広島市内に急遽開設された「アレルギー対応物資の拠点」 (市民病院・社会福祉協議会・患者会) に緊急発送しました。

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東日本大震災から学ぶ 最終報告書

全国の皆さまからいただいたご支援に心より感謝申し上げます東日本大震災が起きた2011年3月11日の22:10にSOSが届いて以来、被災地のアレルギー疾患を持つ患者家族の方...

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熊本地震における支援活動についての最終報告

2016年4月14日(木)以降、熊本県 益城町(震度7)を中心に何度も発生した地震において被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。また、全国より、被災地のアレル...

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新潟県中越沖地震(2007.7.16)

関連リンク震災がつなぐ全国ネットワーク(リンク切れ)RSY レスキューストックヤードNPO愛知ネット(リンク切れ)災害地のアレルギーの方への現地情報・注意事項...

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三重中部地震

2007年4月15日(日)の昼に、三重県中部を震源とする地震がおきました。 折しも、午後一時半から「東海アレルギー連絡会」の定例会を開催する日で、東海4県のアレルギーの会が、主に...

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