地震・集中豪雨・河川の氾濫・土砂崩れ・竜巻・・・自然災害は、いつどんなときにどの地域で起こるかわかりません。また、どこにいるときに被災するかもわかりません。平常時に備えをしておくことが最も大切です。
アレルギー疾患があると、避難所などで配布される食料や炊き出しの食事を食べることができない、薬を持ち出すことができなくて困る、入浴できないためアトピー性皮膚炎が悪化する、瓦礫の粉塵やホコリ等で喘息が悪化する・・・など、多くの困り事が起きます。災害が起きてから慌てて、アレルギーに関する理解を求めても対応は難しく、また、自治体(行政)は市民全員に対応する食料や医薬品を備蓄しているわけではありません。
そこで、アレルギー患者は要援護者の位置づけで、日頃から災害時に備えた対策を十分にしておく必要があります。このことは、アレルギー疾患を持つ患者家族だけでなく、幼い子どもを育てている家族にとっても同じように重要なことです。
自宅や職場の地形や災害時の危険性をハザードマップで確認、家屋の耐震診断をして対策を立てておく、家具の転倒防止をする、トイレや水、電源の確保、非常持ち出し袋の準備をするなど、一般的な備えは当然行うことが前提になります。
自助の備えは
1. 水と食料の備蓄/2.調理器具・電源確保/3.トイレの備え/4.緊急時(災害時)のおねがいカード
続きを読む共助の仕組みづくり
1.自治会・近隣者等とのおつきあい/2.患者会相互支援体制/3.社会福祉協議会や防災ボランティア
続きを読む緊急時のおねがいカード
災害時に保護者と離れ離れになっても、アレルギー情報が確認できるように緊急時の連絡先や主治医、疾患名、アレルゲンなどを記入し携帯できるように作成しました
続きを読む過去の災害から学ぶ
平成30 年7 月豪雨(西日本豪雨)/東日本大震災から学ぶ最終報告書/熊本地震における支援活動についての最終報告/新潟県中越沖地震(2007.7.16)/三重中部地震
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